2016年11月21日
詩仙堂 紅葉 2016-11-21

詩仙堂は川端から曼殊院道をまっすぐ東へ進んで白川通も越え、まだ道なりに上り道を行くと右手にあります。いま紅葉が見頃。きょうは6000歩足らずしか歩いていなかったので、ちょいと自転車で10分足らずのところにある詩仙堂へ行ってきました。坂道は自転車降りて押さないと上がれません。けっこうな勾配です。

この詩仙堂、チラシによれば、正しくは、でこぼこした土地に建つ住居の意の凹凸窠(おうとつか)というのだそうで、詩仙堂はその一室だそうです。 この住まいを造営した石川丈山が狩野探幽に描かせた中国の詩人36人の肖像画を四方の壁に掛けた詩仙の間があるところから詩仙堂と呼ばれるようになったようです。

こじんまりして、昔、観光客の少ない平日の昼間きたときは、静かに詩仙の間に座って庭を眺めたり、庭を散歩したり、ほっと憩えるような空間で、たまに一人で訪ねていた時期がありました。松ヶ崎の下宿からも自転車ですぐ来れたのです。

今日も平日で、午后遅めでしたが、外国人も含めて結構観光客が多く来ていました。最近、京都の名所はどこもこうなのでしょう。確かに紅葉は綺麗だし、近くに曼殊院もあり、宮本武蔵と吉岡一門の決闘で知られる一条寺下がり松や八大神社と歩いて回れる範囲にいくつか寄れる場所もあるので、ここらも観光名所になっているのでしょう。静謐な環境がだんだん失われるのは少し寂しくはあるけれど、観光のピーク時を外せば、落ち着ける場所です。

庭を歩いてて、ちょっとした光景に心和むこともあります。

嘯月楼というのだそうです。

出口近くの残月軒

裏手の土蔵。

詩仙堂の前の駐輪場の片隅に石川丈山翁舊跡の碑が立っています。
saysei at 17:50│Comments(0)│TrackBack(0)│