2023年10月
2023年10月31日
ロールキャベツ

きょうの夕餉のメインディッシュは、好物のロールキャベツ。

ベーコン、きのこ、小カブの抜き菜のレモンクリームパスタ。

定番の、サツマイモ、チーズ、ピクルス、クルミ、リンゴのサラダ。

ガーリックトースト。

柿入りグリーンサラダ
(以上でした。)
今日は前田英樹の『愛読の方法』に出て来た中島敦の短編小説『文字禍』がアマゾンの電子ブックKindleで無料購読できることがわかったので、すぐに読みました。なかなか面白かった。前に円城塔の「文字渦」を読んで感想をブログに書いたことがありましたが、そのときにはまだこの「文字禍」の方は読んでいませんでした。
今回読んでみると、タイトルの文字は一字違うけれど、主題的には「文字渦」が「文字禍」をそっくりそのまま引き継いだものだということがよく分かりました。円城さんの新しい作品は古風な意匠を凝らしているけれどモダンで緻密な作品で圧倒的な力があって魅力的ですが、中島敦の古典的な作風も素朴ながらまたなかなか味があります。
それにしても、こんな作品をちょっと読みたいな、と思っても以前なら古本屋をさがすか図書館へ足を運ばなくてはならなかったけれど、アマゾンのKindleブックでKindle会員でもないのに無料ですぐに読めるのはありがたい。フッサールのIdeenの原書も本よりもずっと安くで読めるようだけれど、さすがにあんな難しい本はKindleで読もうとしても、ちょっとね・・・(笑)
saysei at 21:53|Permalink│Comments(0)│
2023年10月29日
手巻き寿司の夕餉

きょうの夕餉は久しぶりの手巻き寿司。きょうも孫が来てくれたので、彼女の好物。

これも具です。

この焼き海苔で巻き込みます。

すし飯とお刺身中心の具のセット

こちらは韓国風キムパめしと卵や肉の具。

五目黒豆納豆も手巻きずしにして巻き込んじゃうと、とても美味しい。

鯛のアラの味噌汁。とても美味しかった。
きょうはお風呂も入ってきて、寝るばかりにして来たと云って、孫はテレビなど見ながら、ゆっくりしていってくれました。少し前は私の体調が悪かったので遠慮していたのでしょう。またちょくちょく来てくれるようになると嬉しい。今の状況ではもう外部からの来客は迎えられないので、孫まで含めた家族とはときどきでもこうして一緒に食事ができると、生活に変化もあり、気持ちがずっと明るくなる感じです。
昨日前田英樹の新書本『愛読の方法』を書棚でみつけてまだ読んでなかったのに気づいて、読んでみたらなかなか面白かった。この人はソシュールの専門家で難しい本を書いていますが、以前にチャレンジして歯が立たなかった(笑)人なんですが、剣道も達人?のようで、剣道の本も書いています。
この本の中で言及して引用している古典的な書物で、文字とか言葉に関する面白い箴言めいた言葉が色々あって、本居宣長や荻生徂徠や伊藤仁斎のそれは私も読んだことがありますが、たとえば易経にある「書は言を尽くさず言は意を尽くさず」なんてのはなかなかいいなぁ、と思って、今日は加地伸行編『易の世界』を引っ張り出してきて読んだり、その時本箱の近いところにあった『書経』を、これは前にも読んだのですが、もう一度最初から全部読んだりしていました。
といっても文庫本ですから、主な章だけ取り出して訳注をつけたものだと思いますが、それでもこの種の古典にしてはとても面白い本でした。論語や仁斎の『論語古義』を読んでいても、とにかく孔子にとっては堯・舜の時代が理想の時代だけれど、いったいどういう時代だったんだ?堯や舜って何をやったの?となると、書経を読むまでは知らなかったのですから孔子さんがわかるはずもない(笑)。
しかし書経を読むと法や制度を整備し、暦をつくり、治水をなし、交易をなし、世襲ではなく有能な庶民出身者を後継ぎに選ぶ、とうような事績がちゃんと書いてあって、伝説の時代とはいいながら、なぜ後世、理想の時代とされていったかについて現実的な裏付けらしいものが窺えてなかなか面白いものだなと思いながら読んだことでした。
そういえば、四書五経というけれど、「論語」や「孟子」、「詩経」や「礼記」あるいは「春秋左氏伝」くらいは齧ったことあるけれど、「大学」の「中庸」だの「易経」というのはもっぱらツンドクでまともに最初のページから読んでみようとしたこともなかったなぁ、と思って、あの世に行く前には一通り読みたいな、と思って、今日本棚の隅から取り出しておいたところです。
「書経」同様に、読んでみたら案外面白いかもしれません。さすがに「論語」は中学だか高校だかで最初に習って以来、何度も拾い読みして、一度か二度、貝塚さんの文庫本がぼろぼろになるくらい最初から全部読んだことがありましたが、先入観で思っていたようなものと全然違って、やたら面白かった印象が残っています。
孔子さんにしろ、お弟子さんたちにしろ、それぞれ個性がはっきりしていて、それがエピソードや言葉でとても生き生きと表現されているから、ほんとに短編連作小説を読むように面白い。
私たちが教室で習ったのは、いわゆる儒教倫理を説くような抽象的な文言でしかなくて、こういう状況のもとでこうやりとりして、こう言ったんだ、という劇的な要素が全然見えない教えられ方をしてきたんですね。それがもとのを全部読むと、まったくそういう無味乾燥なお説教じみたご託宣などとは違って、孔子や弟子たちのキャラが見事に立っていて、ワクワクさせてくれるようなところがあります。そんなことを書いているとまた読みたくなってきました(笑)。
そろそろ自分が書くべき世界に戻らないと・・・つい自分には時間がないんだってことを忘れちゃいますね(笑)。
saysei at 22:32|Permalink│Comments(0)│
2023年10月27日
栗まろ~秋の味覚

きょうコンタクトの眼科へいくのに街に出たパートナー、高島屋へ寄ってどうしてもこれが欲しくて、と買ってきたのが「栗まろ」。そういえばもう何年も食べていなかったなぁ・・・。ずっと以前に私が体を壊して休んだとき、職場の人たちがお見舞いをくれたので、治ったときにこれを持っていったらみんな初めてだった見たいで、すごく喜んで、こんな美味しいもの、よく知ってますね、と言ってくれたのですが、そばにいた「上司」で学生時代の友人でもあったTが、すかさず「嫁はんや、嫁はんに決まっとるやろ。こいつがこんなもん知っとるわけないやん!」・・・一同爆笑。
でも、どうしてだったか、この菓子は私が知っていて選んだのでした。なるほど、衣食住すべてセンスの要るものは昔から「嫁はん」まかせで、私は言われるままに着、言われるままに食べるだけで参りましたが、たまには知っていることもあるのです(笑)。

この「栗まろ」きょうのは小さい栗が二つ入っていたようでしたが、以前はまるごと一個の栗が、練り餡の中にこそっと入っていました。

この真っ白で柔らかそうな丸みのすばらしいこと。そしててっぺんの栗の焼き印のかわいいこと。

味も形も、全体のたたずまいというのか、すべてが揃った逸品だと思います。ワンコイン(500円)をちょっとはみ出す値段は高いようですが、いまどき珍しくもないケーキが一切れ500円したり、長男が買ってきてくれるような店のは700円もしたりする例がいくらもあるようですから、それを思えばコストパフォーマンスは上々だと思います。
この季節にしか販売されないので、その期間を逃すと来年の秋まで待たないと食べられません。コロナのせいもあって、最低5年以上は食べていなかったと思うので、本当にうれしかった。普通の和菓子よりやや大きいので、半分ずつしても食後のお茶菓子には十分。明日の楽しみのもう1個はとっておくことにしました。

以前に長男がもってきてくれたらしい玉露もおいしくて、よく合いました。
私たちは美味しいものをいただくと、子どもや孫たちも一緒に味わって楽しんでほしいと思うので、たいていおすそ分けしていますが、きょうはママの誕生日でもあるので、家族3人分届けてきました。私のプレゼントは長男の友人のチョコレート職人の弟さんがやっている京都の「織(しき)」という洋菓子屋さんのボンボン。チョコレートが本職のようで、フランスのコンクールで金賞だったか何だったか名誉ある賞を受賞した人らしいけれど、まだ店を持って時間がたたないから、あまり知られていなかったようです。
しかし、今朝届いたそれを注文するときネットをみたら、24日まで1週間足らず、高島屋の地下でテンポラリーな販売をやっていたようです。百貨店も最近はちょっと美味しい店と耳に入ると、声をかけて販売企画に誘い、評判がいいと、とりこもうとするようですね。知る人ぞ知る、というくらいのときがファンとしては一番うれしいけれど・・・。この店のチョコレートは、これまで食べたフランスやらベルギーやらの有名ブランドのどんなチョコよりも美味しくて、これまで食べたことのあるどのチョコよりも美味しかったので、こういう機会にはここに注文して取りよせるようになりました。
以前にそういうプレゼント用に使ったお菓子の中では、横浜の焼き菓子のパブロフなんかがとても美味しくて、これも私が大学を退職したとき学科の教職員にそれまでのお礼にとお持ちしたら、わざわざすごく美味しかった!と声をかけてくれる人が少なくなかった。
京都らしいお菓子では、寺町御池角の、御池煎餅で親しまれる亀屋良永の紅白の松露「寒椿」が素晴らしい。味よりもこの姿形、色合いのセンスが。これも人に贈ったときに、何と京都らしい素敵な菓子だと感嘆してくれました。
ただし、これも冬場だけの季節商品です。一度その時期を少し過ぎてから買いに行って無いので、店の間に座っていたご主人に訊いたら、「寒椿」は、あの紅の色がこの時期になると出んようになるんですわ、とのこと。だからもう作らないんだそうです。
パートナーが彫金に通っていたとき、京都の有名な老舗の和菓子屋の娘さんだったかが一緒にその彫金教室に来ていらして、その方の話では、和菓子職人の資質で一番重要なのは「目」だと言っていたそうです。ふつうは何といっても食べ物ですから、微細な味を識別する「舌」だと思うでしょう。ところが色を識別する「眼」、といっても肉体的な眼ではなくて、美しいもの、美味しそうな菓子の色合いを識別するセンスを言うのだと思いますが、「眼」がすべてだと言っていたそうです。
よく一流の料理人の条件は舌が抜群に良いことで、それは大きくなってからではどうにもならないから、幼いときから美味しいものを食べて舌が肥えてないとダメだと言われますが、京都のホンモノの和菓子職人は「眼」が肥えてないと資格を欠くようです。
だから亀屋良永のご主人なども、「色」には厳しいのでしょうね。少々鮮やかなあの色がでなくても味がかわるわけじゃなし、つくればいいじゃん、というのは素人の浅はかさのようです。
また今回の栗まろのように、季節感のある材料を使って、その季節だけに製造販売するってのも、いいですよね。この時期が待ち遠しく、そろそろ出ているころかな、と買いに行っていたころが懐かしい。私の学生さんやOGでこの時期に訪ねてきてくれて、おみやげに持ち帰ったラッキーな人もいました。まぁ、それだけ私もわざわざ京都まで来てくれてよほど嬉しかったから、奮発したんでしょうね。(笑)
きょうの夕餉

パクチー、レンコン、シイタケ入りのぎょうざ。パクチーの香りがきいていて、とてもおいしかった。

茹で豚、ザーサイ、キュウリ、パクチー、豆腐の中華サラダ。これも色んな味が混然として美味しかった。

茄子のチヂミ。しっとり、しっかりした味でおいしかった。

鮭の塩焼き。

メンタイ、ぬか漬けキュウリ。要約わが家のぬか漬けが少し醗酵してキュウリに糠らしい味がするようになりました。メンタイはパートナーがどうしても食べたくて今日買ってきたもの。

いつものグリーンサラダ。
(以上でした。)
今日は久しぶりに少し小難しい哲学など読んでいました。フッサールの『イデーン』。前に、池上謙三訳の岩波文庫本の日本語としてむっちゃ難しいのでノエシスだノエマだという言語論に関わる部分を拾い読みしてブログにノートめいたものを書いたことがありますが、やはりいまふうの訳で最初からちゃんと読んでみたいな、と思って。というのも先日、解説本ではないけれども哲学の概説みたいな分厚い本で現象学を中心に論じたのを読みだしたものの、かえって原典(の訳本)よりもわかりにくい(笑)。やっぱり考え出したご本人の書いたものを読む方がずっといいですね。少しずつでも読んでみようと思っています。まあ飽きたらというか、しんどくなったらそこで置いといてもいいのだし、気軽に楽しみながら・・・というわけにもいかないかな(笑)
連句もあるし古今集もあるし、なかなか進まないけれど、別に先へ先へ急ぐ旅でもないし、ゆっくり味わいながら楽しんで旅ができる限りは旅をしていたい。ほんとの旅はしんどいけれど、心の旅路は身体がほとんど言うことをきかなくなってもまだ楽しむことができるから。
saysei at 21:47|Permalink│Comments(0)│
<Sayseiの京都めぐり>11カ所アップ
昨日から今朝にかけて、ミクシーに順次個別の記事を上げて、ホームページに目次をつけて集約している「Sayseiの京都めぐり」という連載に、11カ所分の記事を追加でアップロードしました。
★ 幻の法成寺
★ 「中川のわたり」
★道長の見た千年後の望月
★ 廬山寺
★ 晴明神社
★ 高松殿址
★ 検非違使庁址
★ 玄武神社と今宮神社
★土御門内裏址
★ 定家京極邸、法勝寺八角九重塔址
★ 島原遊廓址
「京都めぐり」は、まだ元気なころに京都市内をおもに自転車で走り回って、平安宮の様々な遺跡や、藤原道長や紫式部の屋敷やお寺のあと、あるいは島原遊廓址など、歴史的な由緒因縁のある場所や、建物や庭園が美しい寺社、さらには四季折々の自然景観が素敵な観光スポットなどを訪れ、素人写真に収めたり、訪問記もどきの文章をブログに書いていたものが、けっこう沢山溜まってきたので、その中で自分もその時の写真や記事を見返したくなるようなものを、あらためて拾い出して、順次外部のブログ(mixiの日記欄)にアップロードしているものです。
訪れたのが何年も前で、写真も訪問記もそのときのものですから、中身は古いけれど、そういう場所はそんなに数年で激変するような場所でもないし、私なりの視点も多少は出ているところがあるので、まずは何よりも自分が見返すときのために整理して、すぐ検索できるようにしておこうというわけです。
まだごく少ししかアップロードしていませんが、数が増えて色んなスポットの寸景を写真と文章で見たり読んだりすると、ひとりのなんでもない訪問者の目を通してみた光景ではあるけれど、それなりに京都で味わえる文化的な、あるいは自然の景観の多様性がそんな写真や記事にも反映され、また歴史的にきわめて多様な時間の切り口が京都の街のあちこちに開いていることに、あらためて気づかされるように思います。
前からアップロードしていた葵祭、祇園祭、御蔭祭、時代祭、みたらし祭、節分祭、平安宮遺跡めぐりなどの記事も、少し表示様式が読みにくかったので、新しくアップロードした記事と同様に、その個別記事がポップアップ式に前面に表示されて読みやすくなるように統一しました。
あと、きょうは長男の部屋に積んでいた売却予定のマンガのシリーズ本などが詰まった段ボール箱を足で押して(笑)アーちゃんの部屋に移しました。一度知り合いの古書店さんに来てもらって引き取ってもらおうために、まとめたほうがいいと思って。なぜ足で押して、かというと、今の私の肺の状態では持ち上げて運ぶのも、手で引きずって運ぶのも困難なので、まだしも一番力の強い脚で少しずつ押して移動させれば、なんとか移せるというわけです。それでもフーフー言うので、パートナーに見つかると「またそんなことして!」と叱られ、膝痛をかかえた彼女が無理をしたりするので、きょうは街中のコンタクトの眼科へ出かけているので、その留守にちょいと(笑)。
昨日の夕餉をアップするのをそんなわけで忘れていました。

鯵の塩焼き。昨日、牛乳を買いにHELPへ行くとき、何か魚を見て来て、と言われ、グジ、鮭、鰆、カレイ、サバ、ブリアラなど色々おなじみの魚が出ていましたが、そのなかではこの少し大きな鯵がものすごく新鮮そうで、値段も一尾(二人分じゅうぶんにある)が500円少々だったので、これを選びました。いつも買い物も料理もパートナーまかせで、魚の顔を知らずにいたから、こうしてときどき魚君の顔を眺めて選ぶのもなかなか面白いところがあります。前に買ってきたカイワリなんてのもあのとき初めて知りましたし、鯵の仲間だからこの鯵とよく似た味でしたね。この前、ムツというスズキの仲間の魚を買ってきたときもパートナーにほめてもらいました(笑)。はじめて食べる魚だったし、そういう冒険心は大いによろしい、と。
私は割と好奇心が旺盛なので、食べ物でも食べたことがないもの、珍しいもの(珍味というのではなくて)、変わったものがあると、そっちに目が行きます。野菜や発酵食品などで、味や香りに或る種の強い癖があって、嫌がるもけっこうあるような食材を好んでたべるようなところもあります。ただ、結構大きめの虫で、足がもじゃもじゃついている形のまま出て来るような、ゲテモノに類するようなのは苦手です。美味しいものは大好きだけど、いわゆるグルメというのではありません。世にも珍しい珍味を大枚払って食べたい、なんていう志向は全然持ち合わせていないので、日常的にできれば安く手に入る食材をおいしく料理してくれたものをいただくのが一番。

ネギの豚バラロールと椎茸の串焼き。

ほうれんそうのおひたし。

揚げ出し野菜と豆腐

サツマイモ入り豚汁

モズクきゅうり酢

グリーンサラダ
(以上でした。)
★ 幻の法成寺
★ 「中川のわたり」
★道長の見た千年後の望月
★ 廬山寺
★ 晴明神社
★ 高松殿址
★ 検非違使庁址
★ 玄武神社と今宮神社
★土御門内裏址
★ 定家京極邸、法勝寺八角九重塔址
★ 島原遊廓址
「京都めぐり」は、まだ元気なころに京都市内をおもに自転車で走り回って、平安宮の様々な遺跡や、藤原道長や紫式部の屋敷やお寺のあと、あるいは島原遊廓址など、歴史的な由緒因縁のある場所や、建物や庭園が美しい寺社、さらには四季折々の自然景観が素敵な観光スポットなどを訪れ、素人写真に収めたり、訪問記もどきの文章をブログに書いていたものが、けっこう沢山溜まってきたので、その中で自分もその時の写真や記事を見返したくなるようなものを、あらためて拾い出して、順次外部のブログ(mixiの日記欄)にアップロードしているものです。
訪れたのが何年も前で、写真も訪問記もそのときのものですから、中身は古いけれど、そういう場所はそんなに数年で激変するような場所でもないし、私なりの視点も多少は出ているところがあるので、まずは何よりも自分が見返すときのために整理して、すぐ検索できるようにしておこうというわけです。
まだごく少ししかアップロードしていませんが、数が増えて色んなスポットの寸景を写真と文章で見たり読んだりすると、ひとりのなんでもない訪問者の目を通してみた光景ではあるけれど、それなりに京都で味わえる文化的な、あるいは自然の景観の多様性がそんな写真や記事にも反映され、また歴史的にきわめて多様な時間の切り口が京都の街のあちこちに開いていることに、あらためて気づかされるように思います。
前からアップロードしていた葵祭、祇園祭、御蔭祭、時代祭、みたらし祭、節分祭、平安宮遺跡めぐりなどの記事も、少し表示様式が読みにくかったので、新しくアップロードした記事と同様に、その個別記事がポップアップ式に前面に表示されて読みやすくなるように統一しました。
あと、きょうは長男の部屋に積んでいた売却予定のマンガのシリーズ本などが詰まった段ボール箱を足で押して(笑)アーちゃんの部屋に移しました。一度知り合いの古書店さんに来てもらって引き取ってもらおうために、まとめたほうがいいと思って。なぜ足で押して、かというと、今の私の肺の状態では持ち上げて運ぶのも、手で引きずって運ぶのも困難なので、まだしも一番力の強い脚で少しずつ押して移動させれば、なんとか移せるというわけです。それでもフーフー言うので、パートナーに見つかると「またそんなことして!」と叱られ、膝痛をかかえた彼女が無理をしたりするので、きょうは街中のコンタクトの眼科へ出かけているので、その留守にちょいと(笑)。
昨日の夕餉をアップするのをそんなわけで忘れていました。

鯵の塩焼き。昨日、牛乳を買いにHELPへ行くとき、何か魚を見て来て、と言われ、グジ、鮭、鰆、カレイ、サバ、ブリアラなど色々おなじみの魚が出ていましたが、そのなかではこの少し大きな鯵がものすごく新鮮そうで、値段も一尾(二人分じゅうぶんにある)が500円少々だったので、これを選びました。いつも買い物も料理もパートナーまかせで、魚の顔を知らずにいたから、こうしてときどき魚君の顔を眺めて選ぶのもなかなか面白いところがあります。前に買ってきたカイワリなんてのもあのとき初めて知りましたし、鯵の仲間だからこの鯵とよく似た味でしたね。この前、ムツというスズキの仲間の魚を買ってきたときもパートナーにほめてもらいました(笑)。はじめて食べる魚だったし、そういう冒険心は大いによろしい、と。
私は割と好奇心が旺盛なので、食べ物でも食べたことがないもの、珍しいもの(珍味というのではなくて)、変わったものがあると、そっちに目が行きます。野菜や発酵食品などで、味や香りに或る種の強い癖があって、嫌がるもけっこうあるような食材を好んでたべるようなところもあります。ただ、結構大きめの虫で、足がもじゃもじゃついている形のまま出て来るような、ゲテモノに類するようなのは苦手です。美味しいものは大好きだけど、いわゆるグルメというのではありません。世にも珍しい珍味を大枚払って食べたい、なんていう志向は全然持ち合わせていないので、日常的にできれば安く手に入る食材をおいしく料理してくれたものをいただくのが一番。

ネギの豚バラロールと椎茸の串焼き。

ほうれんそうのおひたし。

揚げ出し野菜と豆腐

サツマイモ入り豚汁

モズクきゅうり酢

グリーンサラダ
(以上でした。)
saysei at 13:12|Permalink│Comments(0)│
2023年10月26日
いちょう色づく

近くの公園のイチョウの葉が色づいています。

下から見上げると、青い空を背景に、とても綺麗。

わが家の庭の出入り口にある千両も黄に色づいていました。

昨日パートナーが「踏まないで!」と小石で大事に囲った、自生えの木の芽。鉢植えの木の芽がどうも元気がなくなってきているので、逞しい自生えの木の芽に期待がかかるのですが、さあ育ってくれるかどうか。木の芽は結構難しいようです。

貴船菊は何度も書いたように今年は例年に比べて貧弱ですが、それでもこうして青空のもと、陽を浴びている姿は綺麗で、私は大好き。

表の顔。

裏の顔

お日様と

これは昨日剪定してチンチクリンになった芙蓉の木。

ホトトギス

オレンジレモン
きょう、この間から書き溜めた6人分のスナップショットをアップロードしました。こういうのをあまり一気に書くのはよくないかも、とちょっと反省しています。なんとなく似たような一本調子になっているようで、ほんとうは一人一人との一瞬の出会いの記憶を色んな角度から矯めつ眇めつ眺め、思い起こしながら、それぞれにふさわしい気分のとき、それぞれにふさわしい書き方で書かないといけないんだろうな、と思います。
しかしいつもずいぶん長い時間ほったらかしにしておいて、書けるかも、と思ってリストアップしている人の数(100人くらいか)を、既に書いていた30余人という数をみると、ちょっと時間が足りないかな、もうちょっと急いで書いておかないと、書きたいと思っていた人が書けないままで終わりそうだな、などと、別段だれも読みたいと待っていてくれるわけじゃないのに焦ったりして(笑)、つい一気に何人も書いてしまうようなわけで・・・
私の「スナップショット」は、私が書く文章の中ではそれぞれ比較的短い文章だからでしょうが、長い文章を読むのが苦手らしい私の友人は、私が書く文章の中では一番面白いよ、と言うし、パートナーにも、本を読んだ感想だの映画の感想なんて誰でも書けるけれど、「スナップショット」はあなたにしか書けないものだから、できるだけ書いて見たらいいんじゃない?と言うので、ときどきは思い出して書き継ぐようにしています。
今回書き足した6人分は次の人たちのことを書いています。
・龍村光峯さん(古代裂の復原など錦織の美術織物で知られる龍村の経営者でアーチスト)
・上田宗冏さん(広島に伝わる武家茶の上田宗箇流の十六代家元)
・嘉田由紀子さん(元琵琶湖博物館の草創期の学芸員で、のち滋賀県知事)
・瀬戸内寂聴さん(嵯峨野の庵に住んでいらした作家)
・川那部浩哉さん(生態学者で京都大学退官後、琵琶湖博物館の館長をつとめた)
・吉本隆明さん(詩人・思想家)
この日記と同じアメログの別のカテゴリーに、スナップショットだけを集めたサイトで個々の記事を公開し、ホームページに集約した目次に、それらすべての記事のタイトルを掲載しています。
いままではその目次の配列を、そのつど順不同で思いついては書いていた個々の記事の執筆順にしていましたが、自分でも検索しにくいので、今回、その目次を、書かれた人の姓の五十音順に並べかえました。もっと数が多くなると誰が書かれているのか分かりにくくなるから、こうしておけばすぐに検索できると思います。
saysei at 12:50|Permalink│Comments(0)│