2023年09月
2023年09月29日
きょうの夕餉

カボチャスープ

鶏肉、シイタケ、ニンジン、ズッキーニのガーリック・クリーム煮

グリーンサラダ
血中酸素飽和度が安静時でも92-94の辺りで点滅して落ち着かず、体温が36.8℃で、風邪のような症状もまったくないのに、私としてはやや高い微熱があり、少し動くとすぐ咳が出て息があがって、階段は3段でもしんどい、というわけで、きょうはかなり体調が悪いようです。
この病は、一定の期間をおいて、特発性と言う名の通り、原因不明のまま、突然、カクッと階段を一段踏み外すみたいに状態が悪化し、また少し安定したかな、と思っているとまた、ということを繰り返していくようですから、また多少炎症が起きているのかもしれません。
そういえば去年も定期検査に行って肺が真っ白になっていて即入院となったのが10月の半ばでしたから、ちょっといやな感じです。1年ともたないのかな、わが肺は。でも昨夜階段を上がった後の呼吸困難はほんとにどうなってしまうのか、と思うほどかなりしんどかったので、あれが繰り返されるようだとちょっとヤバイ。
週末なので月曜日にならないと主自医の診察も受けられないし、ここは2,3日おとなしくしていて改善しないようなら週明け早々一度診てもらうしかなさそうです。
saysei at 20:04|Permalink│Comments(0)│
イチオシ!『黄色い家』
きょうは少々体調が思わしくなかったので、ぼんやり座って、昨日このブログに7回に分けてアップロードした「『黄色い家』について」を、ホームページの読書感想を書いている欄にもアップしておきました。ブログは日々の日記だから、次々さまざまな日録的記事で埋まっていくので埋もれていって、たまたま興味を持つような人にも目にとまりにくいと思ったので。
ところが普段使っているホームページビルダーのものすごく古いバージョンのシステムが調子が悪くて、いろんなところでなかなか言うことをきいてくれなくて(笑)、いちにち、ああでもない、こうでもないとすったもんだして、さきほどなんとかうまく収まりました。
『黄色い家』 (川上未映子著) について 第一部 『黄色い家』の物語
第二部 『黄色い家』の言語表現の系譜
と二つに分けました。7つに分けて中途半端なところで切れるより、このほうがまとまった読み方ができるだろうと思ったので。それでもA4サイズのコピー用紙にプリントして、これを読んで感想を聞かせろと言った友人におくったら、全部でちょうど100ページになっていました(笑)。
自分用に厚手のコピー用紙に片面印刷してクリップで挟んだのを見て、パートナーが、もとの本より分厚いんじゃない?(笑)・・・まさかね。元の本はなにしろ600ページを超えていますから。
私のHPは、読書感想と映画をみた感想だけで、プロバイダーが無料で提供してくれているHPの容量がギリギリ一杯なので、長いものだといまやひとつアップするにはこれまでアップしていた何かを削除しないといけない状態です。
ほかの欄は全部外部の各種無料ブログに継時的にアップロードして、そのかわりホームページに検索が容易なジャンルごとの目次をつけるというやり方で、自分が少なくともここ10年間くらいのあいだに書いたものは全部HPに集約して、何よりも自分自身がいつでも検索したり再読したり継続執筆したりが容易になるようにしたのがようやく今年ですから、今まで何やってたんだろう?ってなものですが(笑)
『黄色い家』はほんとうに久しぶりに読んだ小説で、友人が読んで感想をきかせてくれ、と「宿題」を出してくれたおかげで読むことができました。とてもいい作品で、いま日本で書かれている小説をほとんどまったく読んでいないから、ベストワンなどと言う資格は私にはないけれど、直観的に言えば間違いなくここ数年の幅をとってみても、きっとベストと言っていいような作品だろうと思います。
それに、なによりもいいのは、これを書いた作家川上未映子さんにとっても、物語としてもそれと一体の言語表現の面からみても、これまで書いて来た作品の集大成と言っていい、最高の作品だということです。作家だから他と比較してどうこう、なんて本来どうでもいいことで、その作家の歩みとしてこんなにすばらしいことはないな、と思います。
私は今回再読した彼女の以前の中・長編は出版された直後くらいには大体読んでいて、ブログに感想も書いていまもHPの読書感想欄に残していますが、それをいま読むと、まあまあ読んだ直後の殴り書き的な感想としてはこんなもんか、と思えるのは「すべて真夜中の恋人たち」と「ヘヴン」だけで、あとはやっぱり即席の感想を書き流しただけで、全然読めてなかったな、と思います。
今回全部再読してみて、デビュー作からみごとに一貫していること、この作家に小説を書かせている根源的な自身への異和のようなものが様々な形象を得て、豊かな物語を作り出すようになって、この『黄色い家』でついにそれが一人一人の主要な登場人物として形象化されて、彼等がみな生き生きと存在感を発揮し、自己主張し、それぞれがみなそれなりの根拠をもった幾つもの世界を作り出していて、それが重なったり、共鳴しあったり、ぶつかりあったりする、ポリフォニックな世界を実現するまでになったんだな、ということを深い感慨をもって見てきました。
もしこんな拙文を読んで下さっているかたがあって、まだ『黄色い家』を読んでおられなければ、ぜひぜひお読みになることを心からおすすめします。同じ作家の芥川賞を受賞したデビュー作『わたくし率 インン 歯ー、または世界』を読もうとして挫折、二度とこの作家の作品を読むまいと心に決めた方もあるかもしれないけど(笑)、『黄色い家』は本当に平易な話体で書かれていて、理念が語るように個々の言葉が立っているような印象はまったくありません。
けれども、「話すように書かれた」その話体の表現自体が含みを持って登場人物の気持ちや状況と響き合い、それを強める踰として、読む側の<知性>にではなくて直接<心>に自然に働きかけてくるような作品です。
だからいわゆる「純文学」のとんがった言語に抵抗をおぼえる方も、いわゆる「大衆小説」「通俗小説」の平易な言語をあんなもの読めないと逆に感じるような方も、この<文学体>と<話体>が高度に融和した言語で書かれた作品には、必ずやいずれも満足され、小説を読む面白さを堪能され、同時に心を揺さぶられるに違いないと思います。
ところが普段使っているホームページビルダーのものすごく古いバージョンのシステムが調子が悪くて、いろんなところでなかなか言うことをきいてくれなくて(笑)、いちにち、ああでもない、こうでもないとすったもんだして、さきほどなんとかうまく収まりました。
『黄色い家』 (川上未映子著) について 第一部 『黄色い家』の物語
第二部 『黄色い家』の言語表現の系譜
と二つに分けました。7つに分けて中途半端なところで切れるより、このほうがまとまった読み方ができるだろうと思ったので。それでもA4サイズのコピー用紙にプリントして、これを読んで感想を聞かせろと言った友人におくったら、全部でちょうど100ページになっていました(笑)。
自分用に厚手のコピー用紙に片面印刷してクリップで挟んだのを見て、パートナーが、もとの本より分厚いんじゃない?(笑)・・・まさかね。元の本はなにしろ600ページを超えていますから。
私のHPは、読書感想と映画をみた感想だけで、プロバイダーが無料で提供してくれているHPの容量がギリギリ一杯なので、長いものだといまやひとつアップするにはこれまでアップしていた何かを削除しないといけない状態です。
ほかの欄は全部外部の各種無料ブログに継時的にアップロードして、そのかわりホームページに検索が容易なジャンルごとの目次をつけるというやり方で、自分が少なくともここ10年間くらいのあいだに書いたものは全部HPに集約して、何よりも自分自身がいつでも検索したり再読したり継続執筆したりが容易になるようにしたのがようやく今年ですから、今まで何やってたんだろう?ってなものですが(笑)
『黄色い家』はほんとうに久しぶりに読んだ小説で、友人が読んで感想をきかせてくれ、と「宿題」を出してくれたおかげで読むことができました。とてもいい作品で、いま日本で書かれている小説をほとんどまったく読んでいないから、ベストワンなどと言う資格は私にはないけれど、直観的に言えば間違いなくここ数年の幅をとってみても、きっとベストと言っていいような作品だろうと思います。
それに、なによりもいいのは、これを書いた作家川上未映子さんにとっても、物語としてもそれと一体の言語表現の面からみても、これまで書いて来た作品の集大成と言っていい、最高の作品だということです。作家だから他と比較してどうこう、なんて本来どうでもいいことで、その作家の歩みとしてこんなにすばらしいことはないな、と思います。
私は今回再読した彼女の以前の中・長編は出版された直後くらいには大体読んでいて、ブログに感想も書いていまもHPの読書感想欄に残していますが、それをいま読むと、まあまあ読んだ直後の殴り書き的な感想としてはこんなもんか、と思えるのは「すべて真夜中の恋人たち」と「ヘヴン」だけで、あとはやっぱり即席の感想を書き流しただけで、全然読めてなかったな、と思います。
今回全部再読してみて、デビュー作からみごとに一貫していること、この作家に小説を書かせている根源的な自身への異和のようなものが様々な形象を得て、豊かな物語を作り出すようになって、この『黄色い家』でついにそれが一人一人の主要な登場人物として形象化されて、彼等がみな生き生きと存在感を発揮し、自己主張し、それぞれがみなそれなりの根拠をもった幾つもの世界を作り出していて、それが重なったり、共鳴しあったり、ぶつかりあったりする、ポリフォニックな世界を実現するまでになったんだな、ということを深い感慨をもって見てきました。
もしこんな拙文を読んで下さっているかたがあって、まだ『黄色い家』を読んでおられなければ、ぜひぜひお読みになることを心からおすすめします。同じ作家の芥川賞を受賞したデビュー作『わたくし率 インン 歯ー、または世界』を読もうとして挫折、二度とこの作家の作品を読むまいと心に決めた方もあるかもしれないけど(笑)、『黄色い家』は本当に平易な話体で書かれていて、理念が語るように個々の言葉が立っているような印象はまったくありません。
けれども、「話すように書かれた」その話体の表現自体が含みを持って登場人物の気持ちや状況と響き合い、それを強める踰として、読む側の<知性>にではなくて直接<心>に自然に働きかけてくるような作品です。
だからいわゆる「純文学」のとんがった言語に抵抗をおぼえる方も、いわゆる「大衆小説」「通俗小説」の平易な言語をあんなもの読めないと逆に感じるような方も、この<文学体>と<話体>が高度に融和した言語で書かれた作品には、必ずやいずれも満足され、小説を読む面白さを堪能され、同時に心を揺さぶられるに違いないと思います。
saysei at 19:00|Permalink│Comments(0)│
2023年09月27日
きょうの11輪

きょうは芙蓉が11輪咲いています。また暑さがぶり返しているそうで、たしかに早朝からけっこう暑い。スマホのお天気では、京都市は「やや曇り」で25℃、最低気温23℃、最高気温31℃だそうです。やはり30℃を超えたとたんに体感的には暑いな、と感じますね。湿度は目の前の簡易計では40%程度を指していて、そう高くないのですが。(きょうは除湿をかけているせいかもしれません。スマホ情報では68%だそうで、わりと高い湿度ですね。)

①②

③④

⑤⑥

⑦

⑧

⑨

➉

⑪

貴船菊はまだしょぼい状態です。先日から咲いていた2輪が終わり、もう1輪咲いているようですが、花弁も小さくて目立ちません。可愛らしい蕾はいっぱいできているのですが、どうも暑さ寒さが行ったり来たりで、貴船菊もまだ咲きかねているようです。
『わたくし率 イン 歯—、または世界』から川上未映子の主著(中長編小説)の流れを辿って『黄色家』まで来て、あれこれ思いつくままに書いていると、書いていくほどに色々とあちこちの場面や言葉が甦って来て、またちょっとした考えが浮かんできたㇼして書き直したり、書き加えたり、そんなことをこの数日繰り返しています。そろそろ、それも終わりに近づいてきた感じで、きょうから3日くらいかけて細部を整理して一気に書き下す感じにして仕上げ、友人に約束した月末ぎりぎりには送れそうだな、と思います。このブログにもアップしようと思っていますが、長くなってしまったので、一回ではとてもアップできそうもないので、何回かに分けることになりそうです。『黄色家』はよく読まれていて、ウェブサイトなどでも盛んに感想等々が書かれているようだけれど、そういうのを読むとまたいろいろ疑問がわいてきて書けなくなるかもしれないから(笑)、自分流でとおして一度書き上げて見たいと思います。
これまで読書感想はいっぱい書いてきたけれど、小難しい思想、哲学などは別として、小説で3度も立て続けに読んでいろいろ考えて、何日もかかって感想なり書評めいたものなりを書くのは初めてでしょう。たいていは読んですぐ、忘れないうちに(極度の健忘症なので)、下書きなどせずに、その瞬間に感じていることを走り書きして、誤字脱字もかまわずそのままブログにアップするのが私の流儀なので、こんなことは初めて。まあ、それだけ久しぶりに読み応えのある、いい作品に出遇った、ということでしょう。
saysei at 08:21|Permalink│Comments(0)│
2023年09月26日
きょうの夕餉

イワシのミリン干し

ピータン、ザーサイのせ豆腐

ニラ餃子

新生姜、豚肉、ニラ、タマネギの炒めもの

昨夕ののこりもの

グリーンサラダ

モズクきゅうり酢

キムチ、ハリハリ漬け

新生姜の炊き込みご飯
(以上でした。)
きょうも終日「黄色い家」論の追記、修正をしていました。月末まであと4日、なんとかなるでしょう。
saysei at 20:18|Permalink│Comments(0)│
”サーカス”のコーヒーと自家製スコーンのランチ

きょうは昼前にリハビリ自転車を走らせて、北山通り大宮角のコーヒー豆販売店”サーカス”で浅煎りと深煎りの二種の豆を100gずつ買いました。

ひとつは先日同じサーカスさんで買って飲んでみたらとても美味しかった、秋のブレンドと同じくらいの焙煎度のこれ。

もうひとつはパートナーの希望で買ってきた、浅煎りのこちら。今日はこちらを呑みましたが、フルーティーで香りがよく、やっぱりとても美味しかった。

選ばれた、鮮度の高い豆だからでしょうか、値段はリーゾナブルで美味しい。100g2袋で1700円。
100gずつしか買わないのは、新鮮なほうがいいからで、上賀茂から近いので、ウィークエンダースと違ってすぐに買いに行けるから。

きょうのお昼のキュウリ&ハムサンドイッチと、私が出かけているあいだにパートナーが焼いてくれたスコーン。

スコーンは大山の生クリームを泡立てたのと、わが家の庭でとれたブラックベリーの実で作った自家製ジャムをのっけていただきます。市販のどんなジャムよりも自家製ジャムはまじりっけがなく、人工的ないやな味が皆無で、美味しい。

昨日のロールキャベツの残ったのを活用してつくったスープも。

あとはいつものフルーツヨーグルト。バナナ、リンゴ、ポイナップル、キウイをサイコロ状にカットしたのが沈めてあります。最後にブルーベリを6つのせ、私だけ干し葡萄も5、6粒散らしていただきます。果物はこれでもう十分という感じ。
サーカスの帰りにくるっと上賀茂の野菜自動販売機を、5カ所まわって、きょうは戸田さんちの茄子、ほかでバターナッツカボチャ、オクラ、キュウリ、ズッキーニ、ラディッシュを買ってきました。茄子はほかの何処で買うのよりも戸田さんの大きく育った茄子が甘く、蕩けるように美味しい。美味しいイチゴを出してくれたずぼらなおじさんとこのキュウリもすごく新鮮で見るからに美味しそうだし、一番西の保育園の前の販売機のバターナッツカボチャも先日買って食べてとても美味しかったので、また一つ買ってきました。おなじとこでやはり美味しそうな新鮮なズッキーニも。オクラは先日美味しい生姜を買ってきた幹線道路沿いのあんちゃんとこの販売機で。
こうして、野菜の少ない今の時期も、上賀茂には何カ所も自動販売機を設置したスポットがあるので、一巡りすれば、どこかに少しずつほしい野菜が出ているので、収穫があります。みんな市販のものより新鮮で美味しく、かつ安いので、言うこと無し。わたしもそれらの間を自転車でひとめぐりすることが、とても良いリハビリになるしね(笑)
saysei at 14:09|Permalink│Comments(0)│