2023年08月
2023年08月31日
スーパーブルームーン & 「ソドンヨ」全55話再見
今夜は月が地球に一番近い位置にあるスーパーブルームーンだとかで、確かに今見ると月の大きさがすごくて、真ん丸に輝いていました。素人写真では真っ白な円に写るだけですが(笑)
煌々と輝いて夜とは思えぬくらい明るい。
韓流ドラマ「ソドンヨ」全55話をとうとう全部見てしまいました。通してみたのはこれが2度目。それでも素晴らしかった。最後は加速度がついて、2話や3話ではとめられなくて、1日で5話も6話も見て、このままではほかのことが何も出来ないと思って、エエイッ!早く全部見終わってしまおう!と思って、きょう終わりまでいきました。
なにせドラマの起伏がすごい。本当によく考えられた脚本で感心するばかり。こんな窮地をどうやって脱するのか、武力的な窮地だけでなく、貴族の政治的な圧迫による、知的に脱出するしか方法のない、しかしとてもありそうにない脱出路をちゃんと用意してあって、こりゃぁすごいや、と毎回感嘆して見ていました。
そして、主人公もいいけれども(ソンファ姫役のイ・ボヨンはほんとに綺麗で凛々しい)、悪役がみな素晴らしい。サキッテルにはその不運な人生と悔しい思いに、最後の最後まで同情して泣かされたし、最大の悪役プヨソンとその右腕フクチョピンが素晴らしい。プヨソンとフクチョピンの最後は本当に素晴らし熱演でした。
またプヨソンがチャンをとらえ、サキッテルが殺すよう切実に進言するにもかかわらず、サキッテルには分からん、と王となった自分の立場から、王になってみると民衆から名君と言われたくなった、とチャンを殺さず、殺したい自分の気持ちとの矛盾を解決する方法をチャンに問いかける場面は、このドラマの最大の山場でもあり、すばらしい場面でした。
プヨソンの腹違いの妹であるにも関わらず、母方家門の利害を背景にある程度プヨソンと対立的契機は持っていたものの、「敵」であるはずのチャンに思いを寄せて秘密を知りながらチャンを助けるウヨンもとてもよかった。
こういう悪役たちにも、それぞれの事情と必然性があり、そこから出てくる考え方や想いがあって、チャンに対決していく、その必然性がとてもよく納得できるように描かれているので、彼等の立場に立てばそうするのが当然だろうな、と同じ人間としてむしろ深く同情さえしたくなるようなところがあって、エンターテインメントながらその登場人物たちひとりひとりの人間的な掘り下げが見事で、ほとほと感心してしまいます。
権力というのがどういうものなのか、権力欲にとらわれた人間がどう考え、どう行動し、どうなっていくのか、非常に透徹した目で描かれていて、むしろ恋に生き、恋を貫く主人公のほうが現実味がないから、その現実味を増すために悪役の方が一層リアルに掘り下げて描かれているところがあるような気がします。
とにかくこのドラマとチャングムは、テレビドラマについて持っていたイメージを一変させたと思います。日本のNHK大河ドラマをはじめ、あらゆるドラマがすっかり色あせて見え、それから一度もそんな印象から回復していないことを、あらためて痛感しました。
「ソドンヨ」を見ていると、古代日本と百済の史実についても興味がわいて、「古代日本と百済」「百済と倭国」「百済は語る~古代日本文化のふるさと」「謎の七支刀」などという古書を取り寄せた所で、これは純然たる好奇心で、しばらくドラマの余韻を楽しみたいと思っています。
「ソドンヨ」全55話を見終わって、少々虚脱感に襲われていなくもないので、ひきつづき、今度は「バビロンベルリン」を見ます。
これは前に見て、私がこれまで見たテレビドラマの中で、エンタメドラマを超えて、その映像の創造的なセンスにおいて最高の作品だと思ったドラマですが、幸いアマゾンのプライムビデオでプライム会員は特典で無料で視聴できるので、早速シーズン1の第一話を見ましたが、これがまたやっぱり何度見ても素晴らしい。
韓流のエンタメ的な分かり易い物語性とは違って、一見分かりにくい前衛的な映像と場面進行で、最初みたときも、どういう話なのかさっぱりわからなくて、しばらく戸惑ったのを覚えています。今回は二度目だから全体のストーリーは分かっているけれども、やっぱり酒場で引っ張られて主人公ラートが踊る場面とか、この人ダンスは相当年季が入っていると見えて、素晴らしい。
のちにもっとすばらしい場面(不倫の義姉が来た時に一緒に踊る場面)があるので楽しみですが、とにかく街の光景、酒場の光景、すべて素晴らしい。
あと、きょうは「帰郷」との関係で、東亜同文書院関係の資料を読みました。結構面白いものがあり、それはそれで創作のためというより、それ自体が楽しい作業になります。
きょうの夕餉
冷製トマトのカッペリーニ
チキンとシメジのジョージア風ガーリック煮込み。サツマイモのグラッセと人参、クミンのピラフ添え。
パン
グリーンサラダ
(以上でした。)
saysei at 21:33|Permalink│Comments(0)│
きょうは10輪咲きました!
庭の芙蓉、いまが盛りか、今朝は10輪咲いています。
芙蓉①②
芙蓉③④
芙蓉⑤
芙蓉⑥
芙蓉⑦に飛んでくるスミゾメハキリ蜂
芙蓉⑧
芙蓉⑨
芙蓉➉
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saysei at 10:25|Permalink│Comments(0)│
2023年08月30日
電動アシスト自転車
孫のママに誕生日祝いに贈ってもらった電動アシスト自転車、きょうがこの自転車の初乗り。といってもまだごく近いところへ用で往復しただけですが、快適でした。とくに乗って漕ぎ始める時、普通の自転車だと上り坂はむろんのこと、平地でもタイヤが回転してくれるまで、今の私には結構力が必要で、しんどいのですが、この自転車はらくらくでした。ほんとにありがたい。
電動自転車は重くてコントロールしにくいと言う人もいて、ながいあいだそれほど本気でほしいとは思っていなかったのですが、実際に扱ってみるとたしかに普通の自転車よりは重量感がありますが、年寄りの私でも十分コントロールでき、フラフラもしなくて、むしろどっしり安定感があります。今夜は充電しておこうと思って電池を取り外したら、これが結構重量があるのですね。電池が老朽化して傷んだら交換が必要になるけれど、ほとんど安い自転車が買えるほどの値段のようで、電池が電動自転車の核心なのでしょう。自転車本体にも電池にも鍵がかかるようになっているし、もちろん防犯登録もしてくれています。
これがあれば、体調がいいときなら、また鹿を見に行ったり、府立大学図書館(歴彩館)へ行ったり、上賀茂野菜の自動販売機めぐりにも行けそうな気がします。一段と呼吸機能が衰えていて普通の自転車ではもう無理だろうと思っていたので、ありがたいことです。もう少し涼しくなったらチャレンジしてみましょう。
きょうの夕餉
アマダイ(ぐじ)の塩焼き。ちょうどいい塩加減で、おいしいグジでした。
グジを食べる楽しみは、あとのこの「骨づゆ」。すばらしく美味しい。
サンドマメの胡麻和え
キュウリミソ
人参葉のナムル
アゲと茄子の煮物かけ冷奴
モズクきゅうり酢
(以上でした。)
saysei at 20:51|Permalink│Comments(0)│
きょうも6輪
きょうは右上隅のほうにかたまって6輪の芙蓉が咲いています。曇っているせいか、気温のせいか、朝まだ9時を回ったところですが、もう少ししぼんでいます。パアっと美しく咲き開いているのは早朝だけみたいに。
①&②
③
④
⑤ スミゾメハキリ蜂が飛んでいます。
⑥
貴船菊のつぼみ
キンカンの花のつぼみ
壊れたテラスの床にもぐりこむブドウの蔓。ブドウもブラックベリも、もうすっかり終わってしまいました。
貴船菊が咲き出すまでは、当分芙蓉の花が毎日すこしずつ咲くのを楽しむだけのようです。
saysei at 09:23|Permalink│Comments(0)│
2023年08月29日
きょうの夕餉 '23-8-29 & 電動アシスト自転車
冷製カボチャスープ
骨付き羊のグリル。ポルチーニ、シイタケ、白ワインクリームソース。
パンコントマテ
グリーンサラダ
きょうの夕餉がゴージャスになったのは、先日、長男が来る予定だった日に私の誕生日祝いをしようとめったに食べないけれど好物の骨付き羊を3人分買ってくれていたようなのですが、残念ながら長男がその日来れなくて、きょうパートナーと二人で三人分を食べることになった次第。
久しぶりに食べた好物の羊、とっても美味しかった。
それと、きょう孫のママが誕生日祝いにプレゼントしてくれると言っていた電動アシスト自転車を持って来てくれました。彼女が使っているのと同じタイプなので、先日試乗させてもらって、とても快適だったので同じのにしてもらったのです。これで大学病院や眼科に通うのもずいぶん楽になります。というより、もう僅かな登り傾斜でも普通の自転車を漕いでいくのがかなりしんどくなってきていたので、電動自転車ならまだしばらくは大丈夫でしょう。ありがたいことです。
きょうは古今集を少し読み進めました。しかし、なぜか多少頭痛がして、その後でしようと思っていたことをあきらめて、長椅子にデレッとして「ソドンヨ」のつづきを見ていました。なかなか体調が或る程度以上でないと、もう気力だけで何かをすることが難しくなっているのを実感します。明日からまた気持ちを切り替えて自分なりに充実した時間を過ごしたいと思います。
saysei at 20:25|Permalink│Comments(0)│