2023年04月
2023年04月30日
久しぶりのスコーン
きょうはパートナーがお得意のスコーンを久しぶりに焼いてくれました。最初のころはなかなかうまく焼けなかったみたいですが、その後とてもいい具合に焼けるようになって、イギリスのバースで食べた本格的なアフタヌーンティー用の三段のひとつにのっかって出たスコーンに優るとも劣らない出来具合になって、すっかりわが家のスコーンとして定着していました。しかし、しばらくは焼いていなかったので、ほんとに久しぶりでした。
梅田の百貨店で時々やっていた英国フェアで英国の職人が来てスコーンをカフェで食べさせていて一度食べたことがありましたが、めちゃくちゃ値段が高く、しかも味はわが家のほどおいしくなかった(笑)。やはり美味しいバターを使って、このみに合わせた焼き方をするせいかもしれません。わが家のスコーンは10個焼いても材料から全部入れて250円ほどだそうです笑い。
今回スコーンを焼いたのは、先日送っていただいたスウェーデンからの贈り物の紅茶とこのラズベリージャムがあったからです。(びんと右側のジャム)。何と言ってもスコーンにはラズベリージャムが一番合うからです。(左は脂肪分40%の濃い美味しいホイップクリーム)
紅茶もいただいた、色々なフルーツの入った紅茶。私はフルーツ味をはじめ色んな紅茶以外の味を加えた紅茶はふだんは好みではなくて飲まないのですが(ふだんは朝食で必ず飲むウィッタードのEnglish Breakfast と午後に飲む特に好みのCovent Gardenのみ)、この北欧の紅茶は本来の紅茶の葉の味が美味しいスグレモノらしく、フルーツの味と風味も上品で、まったく抵抗なく、とても美味しくいただきました。そして、スコーンにもよく合いました。
わが家の庭では義母のところから一株持ってきたフキが自然に広がって、いまもとってもとっても次々大きく葉をひろげています。
きょうもそのフキをとってきて、明日のためにアク抜きをしていました。茎は細いけれど、味と香りは素晴らしい。
これは上賀茂のなかむらで買ってきました。とてもイキのいい綺麗な蕨でした。
庭の鉢やプランターのハーブたちも元気に芽を出して大きくなってきています。
大好きなディルは特に元気
去年の種が落ちて自然に芽をだした少し大きな鉢の2本のディルはもうこんなに大きくなってきました。
このまん中にひょろっと立っているディルは花壇に落ちたらしい種から芽を出して気づいたときはもうこんなに伸びていました。
オレンジレモンの木も今年は驚くほど沢山の花のつぼみをつけています。いくら花を多くつけもこれまではみあ落ちてしまって、最後に一個だけしか実をつけてくれたことしかありませんが、今年はどうでしょうか。
今日の夕餉
今日は最後に出された餃子を撮影し損ねてしまいました。その餃子には、きょうナカムラで買ってきたパクチー(ハーブ)を入れてもらったので、すてきな香りがして、ほんとに美味しかった。パクチーは癖のある香りだから苦手な人もあるでしょうけれど、私は大好き。
今日のおかずも、いずれも美味しかったけれど、このサラダが一番好きな味でした。パクチー、セロリ、鶏皮の中華サラダです。何と言ってもパクチーの味と香りがすばらしく効いていました。
牛肉と椎茸の甘味噌(テンジャンミソ)炒めのレタス巻き。薄皮包みと同じ材料ですが、レタス巻なので、よりヘルシーというわけで。
麻婆豆腐。ミソを入れたあまり辛すぎないソフトな麻婆豆腐。
グリーンサラダ。
これに撮り忘れのパクチー入り餃子ですね。
(以上でした)。
きょうは吉本試論の折口信夫の詩の発生論からの影響といった部分を書き、少しだけ創作を進めました。読書のかわりに今日はチャットGPTについて少しネットで得られる知識に眼をとおすようにしました。今朝の日経にそのことが出ていたのを興味深く読んだからです。少しは考えてみないと・・・
今日の日経では、古い映画の紹介欄で「リバティ・バランスを射った男」のことが書かれていて、なかなかいい文章だったので、ついまた観たくなりましたが時間がなくて見れなかった。プライムビデオなら300円で見られるようです。ニ、三度はみた映画ですが、もう何十年も前のことなので、もう一度見ておきたい。
saysei at 23:20|Permalink│Comments(0)│
2023年04月29日
幼い孫の語録を再読
孫がまだ3歳から6歳のあいだ、ちょうど造形芸大(いまは京都芸大というのかな?)が「こども芸大」略して「コゲイ」と言っていた幼稚園を運営していて、ママと一緒に「入学」して通っていたころのこと。
幼い頃からコミュニケーション力抜群で、とりわけ言葉による会話はこの年齢でこんなことが言えるのかと驚ろかされることがしばしばだった孫が、日常的に発しては消えていく面白い言葉を、ママがこまめに控えておいて、それに自身の卓抜なツッコミを入れて小冊子にしていました。
あるとき三条富小路を少し上がったところにあったギャラリーで、そういう素人出版物、手作り冊子の類を持ち寄って一週間くらいでしたか展示販売する催しがあって、そのときにこの語録の完成版らしいのを、簡易製本して販売していました。冊子は完売したようでしたが、私も2冊買ってきて、1冊はひいおばあちゃんに差し上げていました。ひいおばあちゃんが亡くなってからその分がわが家に戻って来ていました。
もし2冊あったら、ちょっと送ってあげたい同じ年ごろのお嬢ちゃんのある人があったので探していてそれを見つけたのですが、1冊しかなかったので送るのはまたこんど、ということにしたのですが、ついページを開いて読み始めると、面白くて結局夜遅くまでソファに座って読んでしまいました。
(造形芸大で)吉田松陰像を見つけて
「まあ!王子様ったらカチカチに凍ってしまったのにね!」
「ママなんか大キライ!ママなんか、かわいいだけやな!」
(3歳児検診)
保健士さんに歳をきかれて
「まだ3歳!」
お風呂でことば当てクイズ
「『あ』はなんでしょうか?」
母「あたま?」
「ブー!足でした!」
「じゃあ『せ』はなんでしょうか?」
母「せなか?」
「ブー!世話になりましたでした!」
「『む』は?」
母「?」
「ムーミンのお世話になりましたでした!」やられた
だっこをせがみ続け佐川急便の事務所の前で母に「佐川さんに荷物と一緒に駅まで運んでもらおうか!」と叱られると
「佐川さん今忙しそうでしょー!!!」と絶叫
しりとり 「り、り、りんご!」 母「さっき言ったからだめ」
「さっきのは赤いリンゴで、今のはみどりのりんごのことだからいいの!」ずる~
ばればれの嘘をついたので「嘘ついたらおでこに『うそ』って浮き出てくるよ!」と叱ると、
「それは怖いー!!!!」とおでこを隠して号泣
パン屋にて
いつもは買わないジュースをたまたま買ってあげたら
「今日は特別な日!」と店員さんに話しかけ、店員さんが「誕生日なの?」と聞いてくれると
「違うよ!ママがジュースを買ってくれた日!」
店員さん爆笑
(©湯熊)
こういう言葉のやりとりを読んでいると、その可愛らしい姿が昨日のことのように浮かんできます。両親にとってもジジババにとっても、ほんとうに至福の時でしたね。きっと孫自身にとっても。
きょうはその孫が(もう高校も出ようかという年齢になっています)夕食を食べに来てくれました。つい先ごろまでほとんど3年以上のあいだ、私の体調を慮ってのことでしょうが、コロナがまだ随分はやっていたので、玄関先まで顔を見せてくれることはあっても、ほとんど食事にも来なかったのですが、コロナが下火になって、ようやく月に一度あるかないか程度だけれど、一人で食事に来てくれるようになりました。
きょうの夕餉
子持ちカレイの煮物
鶏肉のチーズはさみフライと茄子のフライ
カツオのたたきのサラダ
イカメンタイ
モズクきゅうり酢
五目黒豆納豆
グリーンサラダ
ワカタケ煮
スグキ、キムチ、ぬかづけ
(以上でした。)
幼い頃からコミュニケーション力抜群で、とりわけ言葉による会話はこの年齢でこんなことが言えるのかと驚ろかされることがしばしばだった孫が、日常的に発しては消えていく面白い言葉を、ママがこまめに控えておいて、それに自身の卓抜なツッコミを入れて小冊子にしていました。
あるとき三条富小路を少し上がったところにあったギャラリーで、そういう素人出版物、手作り冊子の類を持ち寄って一週間くらいでしたか展示販売する催しがあって、そのときにこの語録の完成版らしいのを、簡易製本して販売していました。冊子は完売したようでしたが、私も2冊買ってきて、1冊はひいおばあちゃんに差し上げていました。ひいおばあちゃんが亡くなってからその分がわが家に戻って来ていました。
もし2冊あったら、ちょっと送ってあげたい同じ年ごろのお嬢ちゃんのある人があったので探していてそれを見つけたのですが、1冊しかなかったので送るのはまたこんど、ということにしたのですが、ついページを開いて読み始めると、面白くて結局夜遅くまでソファに座って読んでしまいました。
(造形芸大で)吉田松陰像を見つけて
「まあ!王子様ったらカチカチに凍ってしまったのにね!」
「ママなんか大キライ!ママなんか、かわいいだけやな!」
(3歳児検診)
保健士さんに歳をきかれて
「まだ3歳!」
お風呂でことば当てクイズ
「『あ』はなんでしょうか?」
母「あたま?」
「ブー!足でした!」
「じゃあ『せ』はなんでしょうか?」
母「せなか?」
「ブー!世話になりましたでした!」
「『む』は?」
母「?」
「ムーミンのお世話になりましたでした!」やられた
だっこをせがみ続け佐川急便の事務所の前で母に「佐川さんに荷物と一緒に駅まで運んでもらおうか!」と叱られると
「佐川さん今忙しそうでしょー!!!」と絶叫
しりとり 「り、り、りんご!」 母「さっき言ったからだめ」
「さっきのは赤いリンゴで、今のはみどりのりんごのことだからいいの!」ずる~
ばればれの嘘をついたので「嘘ついたらおでこに『うそ』って浮き出てくるよ!」と叱ると、
「それは怖いー!!!!」とおでこを隠して号泣
パン屋にて
いつもは買わないジュースをたまたま買ってあげたら
「今日は特別な日!」と店員さんに話しかけ、店員さんが「誕生日なの?」と聞いてくれると
「違うよ!ママがジュースを買ってくれた日!」
店員さん爆笑
(©湯熊)
こういう言葉のやりとりを読んでいると、その可愛らしい姿が昨日のことのように浮かんできます。両親にとってもジジババにとっても、ほんとうに至福の時でしたね。きっと孫自身にとっても。
きょうはその孫が(もう高校も出ようかという年齢になっています)夕食を食べに来てくれました。つい先ごろまでほとんど3年以上のあいだ、私の体調を慮ってのことでしょうが、コロナがまだ随分はやっていたので、玄関先まで顔を見せてくれることはあっても、ほとんど食事にも来なかったのですが、コロナが下火になって、ようやく月に一度あるかないか程度だけれど、一人で食事に来てくれるようになりました。
きょうの夕餉
子持ちカレイの煮物
鶏肉のチーズはさみフライと茄子のフライ
カツオのたたきのサラダ
イカメンタイ
モズクきゅうり酢
五目黒豆納豆
グリーンサラダ
ワカタケ煮
スグキ、キムチ、ぬかづけ
(以上でした。)
saysei at 22:26|Permalink│Comments(0)│
2023年04月28日
きょうの比叡・きょうの上賀茂野菜
カラッとした上天気。昨日は終日の日曜大工で出かけられなかったし、その前は雨だったので、数日あいだがあいて今日は、いつもの上賀茂リハビリ自転車行へ。ハァハァフゥフゥ苦しい思いをしながらでも、これをやらないと何となく体調が整わないし、お通じが無かったりする(笑)ので、晴れた日にはできる限り行くようにしています。
2階への階段を上がっただけで、血中酸素濃度は90をギリギリまで下がるので、この自転車こぎの直後に測れば、確実に90の呼吸不全ラインを割っているだろうとは思いますが、それでもほんとに呼吸ができなくなるでもなく、気を失うわけでも倒れるわけでもないので、ぎりぎりまで負荷をかける状態でなんとか小一時間こうして自転車こぎができるなら、かえってそのほうが肺には良いのではないか、と勝手に考えて、やっています。
きょうの上賀茂野菜自動販売機の収穫は、このミニ大根(3本で100円)、セロリ、ネギ、それに新タマネギを別の販売機で2個ずつ。残念ながらトマトはきょうも見当たりませんでした。大根はもっと小さい、幼児のチンチンみたいに可愛らしいのが五つ六つ並んだようなのがあって、ずいぶん迷ったけれど、やっぱりほんとに食べるには少し大きい方がいいか、と思ってこの3本(写真では1本が隠れていますが)にしました。スケッチでもするなら、小さいほうが二股があったり、形が面白かったけれど。
この大根、今日の夕食でホウレンソウのおろしポン酢におろしていただきましたが、辛味大根じゃないかと思うほど辛かった。私は辛味大根が大好きなので、明日はお餅を焼いてもらって、この大根のおろしで食べようと思います。
上賀茂への途中、歴彩館へ寄って、府立大図書館で必要なコピーを終えた3冊の本を返却し、かわりにまた3冊借りてきました。日本の作家というシリーズ本の第5巻、片桐洋一さんの『天才作家の虚像と実像 在原業平・小野小町』、L.プリエトの『記号学原理』、イェルムスレウの『言語理論序説』。イェルムスレウのこれはずっと探していたのですが、見つけられずに、誰かが借り出しているんだろうと思っていたら、「英語学ライブラリー」という古めかしくて薄っぺらいペーパーバックのシリーズ図書がずらっと何十巻も立ててある中の一冊(第41巻)で、しかも表紙や背に印刷してあるタイトルは、英語の「Prolegomena to a Theory of Language」だけで、日本語表記がなかったのです。こちらはちゃんとした体裁の独立した図書しかイメージしていなかったので、図書番号はこのあたりのはずだけどなぁ、なんて思いながら見逃していたのでした。今日は図書に関しては収穫大でした。
昨日長いLINEを書いていた、と書いたのですが、あれはいま海外へ出ているOGからもらったLINEでのたよりと沢山の素敵な写真に、近く一時帰国するので会えないか、という提案をもらったのに対して残念なお返事を書いていたのです。
実はその前にも、つい先日、海外で結婚して二人のお子さんとご主人とで一時帰国している別のOGにも、ほんとうはものすごく会いたかったけれど、万が一のリスクと結局なにかあれば相手にも迷惑をかけることもあって、いまは誰にも会わないことにしている非常時原則を守って、涙を呑んで会わずに我慢したばかりだったので、今回もまた同様のケースで、やはり涙を呑んで会うことを断念し、お返事を書いていたのでした。
彼女も卒業してもう何年も経つのに、ずっと時折り近況を知らせてくれて、特に海外へ出かけてからは本当に楽しそうに色々なところへ語学学校の仲間たちと出かけている写真、そして素晴らしい自然や観光スポット、遊園地等々の写真を合わせて送ってくれていたので、まだゼミで顔を合わせているかのように近しく感じていられたOGなので、京都へ私が行くから川辺ででもお喋りしませんか、ちょっとカフェでお喋りしませんか、と提案されたときは、外で会うならリスクもなかろうし、いいんじゃないか、ほんとうに心が大きく揺れました。でも自分の身近なパートナーや長男や孫を始め次男一家までもが私のために細心の注意を払って、ある場合には自身も色々我慢して親しい人との定期的な食事会を中断したり、外食やバス、タクシーの利用をやめたり、東京へ行けば日をおいて安全を確認してからでなければ来なかったㇼと配慮を尽くしてくれている中で、自分が決めたルールを破って真っ先に踏み出すことはやはり気持ちの上で、どうしてもできなかったので、今回もまた彼女には理解してもらって、残念ながら会うことは断念したのでした。
今回の二人のOGのように、何十年ものあいだ、とぎれることなく間歇的にでもコミュニケーションがとれて、いつも近しい感じでいられるような人たちだからこそ、こんなこちらの勝手な思いや自己流のルールについてもこころよく理解してくれるのだとつくづく思います。これがそもそもそんなコミュニケーションがとれていないひとから、たまたま突然連絡があって、そんな話をしても、ほんとうはあまり会いたくない、気乗りがしないから会ってくれないんだな、と誤解されかねないし、そんなことがきっかけでほんとうに疎遠になってしまうかもしれません。年に何度かしか実際に言葉を交わすことはないかもしれないけれど、そんなことを十年、二十年続けていれば、自然に信じあえるだけの近しさが堅固なものになっているのだろうと思い、会えないのは残念だけれど、二人の気持ちがとても嬉しかったのです。
きょうの夕餉
鯵のフライ。買ってきたとき、これ見て、こんな新しいのがたった二百何円かで売ってたのよ!とパートナーが見せてくれた鯵。とても生き生きツヤツヤしたものすごく新鮮な鯵だったので、ほんとに美味しかった。小さいだけに調理は手間がかかったようだけど、その甲斐があった、と。
その鯵のフライをつけて食べた、自家製のディル入りマヨネーズ・ヨーグルト・ガーリックソース。
ディルはいま私が種まきしたやつが勢いよく芽を出して順調に育っていますが、これは花壇の中に自生していた(たぶん去年植木鉢で育ったディルの種が風で花壇に落ちたのが生えたのでしょうが)のに気づいた分で、きょうほんの少しだけ千切って来て使ったようです。量が少ないから強い香りはしなかったけれど、かすかにディルの香りがしました。
上賀茂の生野菜に自家製フキノトウミソ。大根は生で食べる分には少し硬かったけれど、新タマネギ、セロリ、キュウリはとても食感がよくて美味しかった。タマネギはとてもタマネギとは思えないほど刺激性の揮発成分や辛味がなくて、歯ごたえが最高によくて、おいしい。
カブの葉・茎と干し海老のキンピラ。ごはんにかけていただくと美味しかった。
ホウレンソウのおろしポン酢鰹節のせ。この大根おろしに使った大根がきょうゲットしてきたミニ大根。ただ大根としか書いてなかったけれど、辛味大根なみに辛味が強かったので気に入りました。
モズクきゅうり酢。
グリーンサラダ。新タマネギとロメインレタス。
ぬか漬けとキムチ。わが家のぬか漬けもよい加減に醗酵していて、キュウリがよく漬かって美味しい。
(以上でした)
saysei at 21:48|Permalink│Comments(0)│
2023年04月27日
終日、テラスの朽ちた階段を修理
今日は朝のうちよく晴れていたので、パートナーが庭の草引きをするというので、私はテラスから庭へ下りる三段ほどの木の階段の朽ちてボロボロになっているのを補強修理することを思いつきました。
庇がないので、テラスは雨ざらしですから、いくら防水塗料を何度か塗り替えたりしていても、雨に濡れては直射日光に曝され、罅割れを生じ、そこから雨水が入って、徐々に腐っていって、いまやボロボロ。テラスの庭側4分の3は腐って一部は下へ落ちてしまって、危ないので足を踏み入れることが出来ない状態です。
まあ床が腐ってテラスに立てないのはいいとしても、テラスからしか庭に降りられないので、その庭に降りる3段ほどの木の階段も、床と同様にとくに板の両端と底を支えていた側板の支えの釘などが打ってあった部分が腐って、階段の踏み板も両端がぼろぼろになり、板の下につっかえ板を置いてなんとか誤魔化してきたのですが、腐食が進んで、いまや三段とも体重をかけるとグラグラして、いつ両端の腐った部分から落ちてしまうかもしれない状態で、もし突然落ちたら足を踏み外してコンクリートやラ花壇の縁のレンガやら、植木鉢やらに身体をぶつけてえらいけがをしそうなので、ちゃんと大工さんに作り直してもらうまでのつなぎにでも、なんとか安全だけは確保できるようにしておかないと、とかねがね考えていたのです。
一番グラグラしてひどく危なっかしい二段目だけとりあえず補強しよう、と思ったので、まあ昼前に済むかな、と思っていたら、結局昼食とそのあと小一時間の休息を挟んで、午後もいっぱい、夕方5時半近くまで、かかりきりでやることになりました。
というのも、もともと不器用なので、うちにあった古い角材を切って補強柱にしようとして三つに電動のこぎりで挽こうとするのですが、角材を回転して順に刃を入れていくと、なぜか面を変えるごとに常に1センチずつくらいズレて、まるでらせん状に切っているかのようなありさまで、切り口がつながらないのです(笑)。おまけに釘を打つにも板が厚すぎたり、材木が硬すぎ、しかもうちに五寸釘みたいな長い釘が無くて、腐ったテラスの床の端がボロボロになって抜けて来ていた長い釘のお古を活用したりして工夫したのですが、いきなり打っても通らないから、まずキリで穴をあけてからネジくぎをねじ込もうとするのですが、わが家のキリはへなちょこで、細すぎる上にすぐにひん曲がってしまう。
次に電動ドリルをパートナーのの彫金道具から借りて気に細い穴をあけてから、と思うのですが、針が木材に穴をあけて深く沈んでいくのはいいのだけれど、終わって引っこ抜こうとすると、これが針だけ木材の中にしっかり残っていて、押せども引けども抜けてこない。あれこれ力を入れてやっているうちに、ポキッと針が折れてしまうこと2度。そんなことパートナーに言えやしません ^^: 彼女が大事にしている彫金の道具ですからね。
でも、あとで点検されて、刃が大きいのから小さいのまで全部揃ってたのに足りない!とバレたので、いやどっか落としてしまってみつからないんだ・・・。じゃ私があとで磁石持って捜してみるわ・・・。困ったことになりました。最初に正直に言えばよかった ^^:
で、釘を打つ時は当然金づちを使うのですが、これがわが家の日曜大工用の金づちは、打っているうちに先っぽの金の頭が木の柄からスポッと抜けてしまうのです。何度も入れなおすのですが、また力を入れて打っているとすぐ抜けてしまいます。イライラしますよね。
そしたら、これもパートナーな彫金用の特別使いやすいらしい金づちを貸してくれました。なるほどこれはしっかりしていて使いやすく、いくら打っても頭がはずれたりしません。
やはり大工仕事のようなものには、それぞれ適した道具というものがあって、これはプロの用具は素人が使っても使いよいものだそうで、全然使い勝手が違うらしいです。日曜大工用の道具はどれもダメだとパートナーは言います。
私が角材をグルグル回してのこで挽いたら、鉛筆でしるしをつけて挽くのに、なぜかズレてしまう、という話をしたら、こんな道具を持って来て、これで直角にあてて次の面の切り口の位置を正確にしるすことができるんだと言います。簡単きわまりない道具ですが、ひょいとこういうところにひっかえても自然にこうしてかかっているし、その重さのバランスがとてもよくて、たしかに使い勝手のよさそうな道具だな、と思います。
そういえば洗面所に置いてある小さなはさみは私の髪を切ってもらう時に使ったりするのですが、あれはプロ用だそうで、大昔に何万円もするのを買うか貰ったかしたみたいです。たしかに半世紀使ってもすごくよく切れて、ほかの鋏なんかと全然違います。やっぱりプロの使う道具ってのはすごいんですね。毎日つかう包丁なども、これはプロのじゃないけど、私が熊本で出張のとき買ってきた川尻の包丁をいまも彼女は愛用しています。やはりほかの包丁とは全然切れ味が違うし、手に持って使うときのバランス感覚が違うそうです。
まあそんなこんなで、きょうの大工仕事は、ろくな道具も素材もなく、有り合わせの道具と素材を使って、息もたえだえの病人にして不器用この上ないド素人がやるのですから、人の何倍も時間がかかるのです。
でもやり遂げました!二段目の板だけは両端の側板との境目のところに金具を使って補強し、板の下の前半分には角材を横に張って板を支え、後ろ半分は三カ所で地面から短く切った角材を三本立てて、その角材の上端の切り口へ板をネジ釘で固定したので、もうぐらぐらすることなく、体重をのせても安定しているから、安心して足を踏み下ろすことができます。イェ~イ!やったぜ!でも疲れたぁ~・・
今日は従って、他には何もできず、どこへも行けませんでした。大谷はきょうもホームランを打ったそうでよかったよかった。なんだかわがことのように嬉しい。明日はまた投手として登板だとか。大変ですね。吉田も絶好調のようです。彼も大好きです。彼のバッティングは本当に自然態というのか、力んだところがまったくなくて、実に柔軟に体が反応して、投げられたボールに即して最適のスゥィングでちゃんとヒットが打てるって感じで、見ていてほんとにすごいなぁと感心します。かれと近藤は典型的な「職人さん」って感じですね。
WBC以来、わが家はサッカーファンから野球ファンに転向です。チームプレイだといい、監督の戦略だ戦術だといろいろ言われるけれど、結局はそういうものを超越して道を切り開く個人プレイこそが一番面白く、スリリングなので、やっぱりその点ではいまの大谷や吉田をはじめWBCに出た選手たちの見せてくれるプレイの方がサッカーの鮮やかなチームプレイよりもワクワクさせてくれます。
サッカー全日本で唯一ワクワクさせてくれるプレイが期待できるのは、三苫と伊東(純也)だけですから、ちょっと物足りない。
きょうの夕餉
鶏肉の辛子マヨネーズパン粉焼きとキッシュ(ジャガイモ、シイタケ、ネギボウズ、スナップエンドウ、ソーセージのキッシュ)。パン粉焼きは長男が作ったと言っていたのを参考につくってみたんだそうです。
パートナーオリジナルのサツマイモ、クルミ、ピクルス、チーズのサラダ。これは大当たりでそれぞれの素材の味の主張があってしかも調和がとれていてとても美味しいサラダ。サツマイモの甘さがとてもいい。
パンプキンスープ。戸田農園のかぼちゃのように美味しくはならないけれど・・・
あとは写真撮り忘れましたが、いつものグリーンサラダの天草晩柑入りと、ガーリックトーストでした。
saysei at 21:48|Permalink│Comments(0)│
26日の夕餉
昨日はずっと書くほうでノッていたので、ウィトゲンシュタインの『哲学研究』を少し読んだほかは何もしないうちに夕食の時刻になり、毎日の低温やけどの手当ても忘れていて夜になってからだったので、夕食後は一通ラインで長い返事を書いたあとは疲れて、ソファに座ってぼんやりとスポーツニュースで大谷がヒットが打てないのに四球か何かで出塁して二盗で三塁まで行く様子や、吉田が相変わらず最高に自然な身体の動かし方でとても打てないような球を2本もヒットする様子を見て、もう11時過ぎたよ、といわれるまでぼうっとしていたために、夕餉をアップすることもなく寝てしまいました。今朝おきると、いつになく遅く時計の針は7時になるところでした。
したがってこれは昨夕の食卓。メインはこの鯛の唐揚げの甘酢あんかけ。野菜が多いので埋もれていますが(笑)。
カブの葉と豚肉、シイタケ、おあげの煮物。
カブのメンタイあえ。
ホウレンソウのおひたし
ポテトサラダ
焼きシラコ(さわら)のネギポン酢
揚げ出し豆腐
五目豆
グリーンサラダ
(以上でした。)
saysei at 08:52|Permalink│Comments(0)│