2021年09月
2021年09月18日
虹

上賀茂神社近くで、夕方、東の空にかかった大きな虹です。じきに消えてしまいましたが・・・

上賀茂神社の境内でもう一度新たにかかった虹を見ることができました

こちらはしばらく消えずに楽しませてくれました。

鳥居と虹

藤木社の楠と虹

右は感性、左は知性(悟性)、その根元は・・・(上賀茂神社渉渓園のスダジイ)
「人間の認識には二つの幹がある。これらの幹は恐らく一つの共通の、しかし我々には未知の根から生じるものである。二つの幹というのは感性と悟性であり、前者を通じて対象が我々に与えられ、後者を通じて(それが)思惟せられる。」(Kritik der reinen Vernunft, A15,B29)
きょうの夕餉

カンパチの韓国風刺身

レンコンのキムチ炒め

カボチャの煮物

オクラ豆腐

胡瓜、焼き豚、ザーサイ、ミョウガ、生姜の中華和え

ウオゼの煮つけ

サラダ

枝豆
以上でした。
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2021年09月17日
彼岸花

彼岸花というのはほんとにお彼岸が近づくと律儀に咲きますね。毎日自転車で走っているから、この燃えるような赤の目だつ花を見過ごすはずがないと思うのに、つい昨日松ヶ崎橋のたもとのあたりで少しみつけたので、ああもうすぐお彼岸だったな、と思っていたら、きょうはあちこちで見ました。これは北山通の畑の隅っこにかたまって咲いていた一群。

こちらは高野川のほとり。

北山通のイチョウ並木の下には銀杏が落ちています。

稲の穂も色づいてきました。気づけばすっかり秋ですね。庭に出たら、まだ小さなこおろぎが足元を跳ねていきました。

台風が来ているそうで、朝から雨でしたが、夕方雨が上がっている束の間を縫って上賀茂神社まで自転車を走らせました。腰痛対策のリハビリなので、不要不急ではなくて、有用不可欠な日課故、お天気を盗むようにして出かけます。今日の比叡は厚い雲がてっぺんに横たわっていました。

西のお山の向こうも今にも降りそうな灰色の厚い雲。帰りがけにはまたポツポツ来ていました。
もう川端を走っても鹿の姿はありません。こんどこそお山へ帰って、来年の6月まで出てこないかもしれませんね。寂しいことです。

上賀茂神社出たところにたつムクの木。

その幹の一部。

今朝の芙蓉
何とかカント先生の演繹論と図式論を再読。<図式>は構想力が綜合のはたらきをするために利用する<規則>だ、とか、<図式>とは<時間>が規則に従ってアプリオリに規定されたものにほかならない、というところなんかはスゴイなぁと感嘆。カテゴリーを直観形式としての先験的な<時間>による規定のヴァリエーションとして解き明かしていくところなんか、めちゃくちゃスリリング。若い時はどうしてこんな面白いものにつまづいて挫折したのか不思議な気がするけど、今手ブラ読みで読めるのは単純に年の効かも(笑)。
感性と悟性という2本の太い枝分かれした幹の元は何か、というので、ハイデガーは根源的な時間だと考えているようだし、三木清は両者を媒介するとカントが言っている構想力を充てているようだけれど、両者とも違うと思う。時間は直観の形式として、また構想力も、ともに二つの幹で言えば感性の方に属するから、このいずれかならカント先生ははっきりとそう書くはずだ。どちらでもなく、しかも何とも名づけようのないものだから、あぁいう曖昧な言い方をしたのではないか。
あえて言えばそれは私たちが生きていること自体、つまり無機的な世界の中で生命を宿して生まれて来た、そういう世界にとっての異和としての存在のありようで、そのこと自体が生み出す幻想性(「こころ」)にあたるものだと思う。吉本さんなら原生的疎外と言ったかもしれない。それは心的な時間化度、空間化度のゼロ水準、「いまここに、ある」という私の統覚の根源を指しているので、これがなければ感性の直観形式だとカント先生のいう<時間>も<空間>も存在しない。
ハイデガーは「根源的な時間」というけれども、むしろ「時間の根源」と言ったほうがいいものだと思う。時間や空間自体がそこから発生する根源。
きょうの夕餉

ハンバーグ,茸クリームペンネ添え。粗挽きの肉を使ったそうで、野性味のある美味でした。

オクラのナムル風おひたし。私が上賀茂の野菜自動販売機で買って来た「規格外」のオクラ。大きいけど味は小さいのと同じで、新鮮で食べ応えあり。

ゴーヤの胡麻和え。ゴーヤは結局こうして本来の味が分かる食べ方が一番美味しいんじゃないか、ということで、ゴーヤチャンプルーのほか最近はこの方式が多い。

厚揚げ、ミョウガ、白ネギ、もやし揚げ玉煮。変わった味と食感で新鮮でした。

もろへいやのおひたし。こういうちょっと癖のある野菜が大好き。

サラダ。
以上でした。
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2021年09月12日
秋を拾いに~上賀茂神社

これは栗ほどの大きさだけど、栗じゃないし、栃の実かな?

沢山成っています

お隣にはどんぐりも。長ぼそいのは椎の実?

これもたくさん実ができていました

禊をおこなう「ならの小川」の畔では萩の花が咲いています

萩は万葉集で一番たくさん詠まれた花だそうです。いまでは雑草扱いだけど、私は好きな花です。
まだ秋の気配はほんのわずかですが、少しずつ境内は秋の色に染まって行くでしょう。
今日は神社の近くの店で、賀茂茄子を1個買って帰りました。160円。ブランドものにしては安かった。早速パートナーが田楽にしてくれて、夕食にいただきました。新鮮でとろけるようで、ほんとに美味しかった。

「ならの小川」と小さなおやしろ

渉渓園の流れと石橋

本殿へ行く途中の石橋

本殿山門前の石橋

境内にたつ建物の一つ(土屋と言いましたっけ・・)
きょうの夕餉

賀茂なすの田楽

トーガンと肉団子の煮物。このトーガンも上賀茂の農家の産だそうです。

春雨の中華風和え物

豚の塩麹味噌漬け焼きとゴーヤ炒め。塩麴味噌漬けの味にこのところハマっています。

里芋とズッキーニ、鷹峯唐辛子、オクラの揚げ出し。ズッキーニは昨日私が上賀茂の野菜の自動販売機で100円で買って来た太く大きなやつで、昨日も食べ、今日も食べ、明日の分まであるそうです。

鮭の塩焼き

サラダ

枝豆。これも上賀茂の産だそうです。とても美味しかった。
長年の友人が久しぶりにメールをくれました。私が以前、ネットフリックスでドラマを楽しんでいる、と書いたことから、彼も見てみようと思って見始めたところ、すっかりハマったようで、私たちもいいと思ったドラマの名前がいくつも並んでいました。中でも「恋のスケッチ~応答せよ1988」はいたく気に入ったようで、彼は登場人物たちの会話が素晴らしい、と感心していました。昔から言葉には敏感な友人で下から、なるほど、と思いました。私はヘリが可愛い、とか言ってたんじゃなかったかな(笑)。
返信には、彼もよかったというドラマなど、以前にこのブログに書いた、韓流ドラマの幾つかについての感想を添付ファイルで送っておきました。「恋のスケッチ」は2017年の9月に感想を書いているから、もう4年前のことなんですね。そのうちの「ジョンファンの告白」というタイトルで書いた感想は、いまでも時々見てくれる人があるらしくて、このブログのわずか20人前後の毎日の読者の中に、間歇的に繰り返し10ページヴューが記録されてきたりしています。
私たちはテレビで放映中に見たのですが、Netflixで見られるようになったようで、いまそれで見て、ネットで検索したりする人がいるから、たまたま引っかかって見てくれる人があるのでしょうね。
「恋のスケッチ」の中でも、ジョンファンが告白する回は、とりわけ感動の深い回でした。あれは告白する男優さんが、役柄を超えて本気で相手役のヘリを愛していたから迫真の演技ができたんじゃないかと思っています。真剣な告白のあとで、一瞬ヤバイ、と緊張して聴いていた親友たちの前で、彼はみずからそれを「冗談」にしてしまい、友人たちが、なんだ冗談かよ、驚くじゃないか、などと言う、その中でヘリだけが彼の真意をまっすぐ胸の底にド~ンと受け止めて、衝撃に一言も発することができず、いつものように素っ頓狂な反応をしたり、はしゃいでみせたりといったお転婆娘に戻れない…あの脚本は素晴らしいものでした。今思い出しても涙が出てくるほどです。
saysei at 21:35|Permalink│Comments(2)│
2021年09月11日
仔鹿の滝登り6度の挑戦=今回は6度目に成功!

きょうも午後少し早めの高野川に、何とこれまで同時に見た中では最多の10頭の野生鹿の群れが現われました。

この写真に確かに10頭写っています。仔鹿も2頭います。ちょうど松ヶ崎橋を北へ潜り抜けるところです。いまから山へ帰って行くようです。

牡鹿が2頭見えます。Shoheiと名付けた仔鹿(だと思う)も。

川の中を上流の方へ一団となって上がっていきます。

仔鹿とママと若い牡鹿

掛け軸の絵のように川の中で縦に並んだ鹿たち。手前から2番目がShoheiだと思うのです。向こうにママといるのは年少組の仔鹿だと思います。

松ヶ崎橋の上(神)の三段の段差の滝を、群れは次々に跳び上がっていきます。一頭だけ一番左で別の所へジャンプしています。これがShoheiではないかと思います。

この手前左がその仔鹿で、ほとんど上がっているように見えたのですが・・・

あと一息上がれない・・・

落ちてしまいます

ほかの鹿たちは次々にジャンプに成功して上がり、年少組の仔鹿だけが取り残されてしまいます。ちょっと躊躇しています。ママが一瞬上で立ち止まります。

ママが振り返って心配そうです。

ママの目の前で再度チャレンジ!

遠目にはほとんど上がっているように見えます

もう這い上がるだけですが・・・

滑るんでしょうねぇ。必死でしがみついていますが・・・

2度目も落下・・・

3度目の正直!

3度目もダメでした。

4度目の挑戦

上がれるか・・・

ああもう少しなのに・・・

4度目も落下・・・

4度の失敗で少しめげたか・・・

いや5度目の挑戦!勢いをつけて助走

5度目のジャンプ!

ここまで体がせり上がっているのですが・・・

必死でしがみつくのですが・・・

五度目もあえなく失敗

何を思ったか6度目は場所を滝の西のはしのところに変えようと思い立ったようで、そっちへ走っていきます。

助走して跳ぼうとしますが・・・

なぜか思い止まり、再び滝の中央へ移動して場所を変えます。

意を決して6度目のジャンプ!

前脚がかかった!上体を前に持ってきて重心はもう上の段だ!がんばれ!

ついに成功!!

群れの仲間たちも、おうようやりよったなぁ、と振り返ってみています。

仔鹿は群れの方を見た後、左手を見て、岸の方へ歩きはじめます。

そこにはずっと見守っていたママが待っていました。

やってきたわが子を、よく頑張ったね、というように迎える母鹿。

近寄って来るわが子をなめてやる母鹿。母のねぎらいですね。

川の中にたたずんで待っていてくれた群れの仲間たちも安堵したように移動しはじめました。
一番左の鹿は最後まで仔鹿とママの方を向いて気にしていました。きっと姉妹かな、親しい間柄なのでしょう。

移動する群れの方へ追っていく母子(左端)。群れの一頭が振り返って待っています。

群れに合流する母子

こうして無事再び群れはひとつになって上流の方へ上がっていきました。

松ヶ崎橋から、鹿たちが去って行った上流の方をのぞむ。滝から離れた川の中央に数頭、その右の樹の茂った枝で隠れそうになっている岸辺の草地に、まだ群れが居るのが小さく見えます。
こんな野生のドラマが間近に見られる京都のこの自然との距離の近さがたまらなく好きです。もちろん買い物の便、交通の便がよくて書店や古書店なども絶対なくては困るけれど、それらが満たされた上でこの贅沢は東京や大阪では多分味わえないでしょうし、京都でも都心のマンションでは無理でしょう。ありがたいことです。
saysei at 19:09|Permalink│Comments(0)│
樹齢300年のスダジイ

上賀茂神社の渉渓園に立つ樹齢300年のスダジイ。毎日のようにこれを眺めています。

このどっしりとした幹のあたりが何とも言えず魅力的で、何度繰り返し見ても飽きません。
きょうの夕餉

海老と蓮根のすりおろしのお焼き、ズッキーニ、オクラのお焼き
スッキーにとオクラはきょうの自転車行で上賀茂のとれたて野菜の自動販売機で買って来たものです。一本百円のズッキーニがすごく太く大きく、ジューシーで美味しかった。オクラも特大で、規格外と書いてありましたが、150円。今日使ったのは一部です。

焼き豚

カボチャの煮物

ブリの照り焼き。

サラダ

モズクきゅうり酢

五目納豆
以上でした。
saysei at 18:17|Permalink│Comments(0)│