2021年03月
2021年03月28日
雨の疎水桜、川端桜 ~3月25日

どこも桜が見ごろでしょうが、あいにく雨の日曜日。朝のうちに整体さんへやっぱり不安定な腰を圧してもらいにいった帰りの疎水べりの桜が今満開で一番綺麗。

雨で少し花びらが散っていました。それもまた綺麗。

アップで。

そのまま川端へ出てみると、朝からすごい車の渋滞でした。例年のように、白い桜並木が松ヶ崎橋のところまで連なっているようです。でもまだ満開という感じではないので、やはり来週中が散り際も含めて見頃ということになるのでしょうか。

雨模様の白っぽいグレーの空なので、桜の色がそう映えずにぼんやりした印象です。

さすがに今日は遊歩道を歩いている人もほとんどいませんでした。私も今日は自転車行も散歩もお休み。どうもこういう曇天や雨の日は腰痛、頭痛に悩まされるようで、おおむねぼぉっと過ごしています。
今日の夕餉

鶏皮とトントロの焼肉風。

春巻き。

タケノコ、サトイモ、シイタケ、牛肉の煮物と揚げ出し豆腐。

モズク酢。

鶏のレバーとウズラ卵の煮物。

カレイのから揚げ。

ワケギ、焼き葱、丁字麩の酢味噌和え。

菜の花のおひたし。

小松菜のおひたし。

サラダ。以上でした。
saysei at 17:21|Permalink│Comments(0)│
海外テレビドラマの面白さ
「バビロン ベルリン」がストーリーも映像も抜群に面白く、演じる主演女優も素晴らしかったことは前に何度か書きました。続編シリーズを今も楽しみにしています。
つい先日終わった「冤罪 弁護士エマの挑戦」というBS11で放映された英国製2017年のドラマも、大変面白かった。少々盛り込み過ぎなくらい、家族とジェンダーの問題から移民問題とテロ、権力による監視社会と人権etc.etc. ありとあらゆるいまの欧米成熟社会の闇を僅かな明るみへと引っ張り出すような作品で、最初はいい加減理解能力の落ちている後期高齢者としては、盛り込み過ぎじゃないの?と思わなくもなかったけれど、主人公の女性弁護士を追い詰めていく様々な困難が矢継ぎ早に襲い掛かるのをハラハラして見ているうちに終わってしまいました。
日本のドラマとの違いは山ほどありますが、まずカッタルイ日本のドラマとは雲泥の差で、次々に想定外のことが起こる、そのスピード感がすばらしく、脚本家の力量の違いを見せつけられる思いです。
次に演じるキャストが、いまだにちょっと顔かたちがいいとか、人気タレントだとかいうので、テレビドラマで重要な役を与えられる日本とは違って、このドラマもあとで取り上げるどの欧米のドラマも、主役や準主役級の男優、女優はいずれも一昔前の美男美女とは縁もゆかりもない(と言っては失礼かもしれないけれど)、うわっつら人気とは縁遠い役者ばかり。この人が主役か、ずいぶん地味な人だなぁ、と感じたり、美男美女でなくても、どこかぱっと華があるような人じゃないとちょっと魅力に欠けるんじゃないか、なんて思って見ていると、その「地味な」役者が、たちまちものすごく魅力的な人物に見えてくるから不思議です。日本の私のように海外の映画やテレビの俳優などひと昔もふた昔も前の人しか知らない人間には、見る以前から知っている著名な俳優は一人もいないので、それほど有名な演技派俳優というわけでもないでしょうに、見事に役を演じきっているし、またその資質を最大限引き出すような脚本や演出で、どんどん引き込まれていきます。
この「冤罪」が終わって、そのあと昨日から「バルタザール 法医学者捜査ファイル」というフランスで2018年制作のドラマが始まったので、その第一回を見ましたが、これも主人公の男女がまさに上に書いたような見かけはごく普通のそこらにいそうな地味な二人ですが、そのキャラクターや彼らが抱えている過去の設定は月並ではありません。刑事だとか法医学者とか言っても、そういうカテゴリーに収まる役ではなくて、最初から一人の人間としてのトータルな奥行をもっていて、そこが日本の推理ドラマの刑事や法医学者なんかと全く異なるところでしょう。「冤罪」の弁護士エマもそうだったけど、この女性刑事と検死解剖する法医学者も、それぞれの職業的資質と才能では人並外れたものを持っているけれど、それ以外の点ではある意味で弱さ、脆さを持ち、感情的になったり、酒に溺れたり、性に溺れたりと、ごく普通の人間として描かれています。そこが大きな魅力でもあります。
もう一つ、先週から始まっているのが、同じくフランス製のテレビドラマで「アート・オブ・クライム 美術犯罪捜査」で、これは先週見た回のは、ダヴィンチの絵の贋作と幻の手稿をめぐる犯罪を、美術の専門家である美術館の若い女性職員(だったと思う)と、美術にはまったく素人なのに美術犯罪捜査班の捜査員に配属されたヤンキーな刑事が反発しながらもコンビで事件の解決にあたるという、フランスらしいテーマのドラマ。フランスらしい、と言えば、このドラマも「バルタザール」も、登場人物たちのキャラクターや、その人間関係の雰囲気というか距離の取り方というか、ぶつかり方というか、どこがどうと的確に指摘はできないけど、いかにもフランス的だな、と感じるところがあって面白い。それは、ドイツ製の「バビロン ベルリン」、イギリス製の「冤罪」、フランス製の「バルタザール」あるいは「アート・クライム」、みな違うようで、もちろん一つ一つ個性の際立ったドラマであり、登場人物なので、その違いと言ってしまってもいいような気もするけれど、もう少し色々この種のすぐれた海外ドラマをやってくれると、制作国の国風が見えてくるような気がします。
「刑事フォイル」、「刑事モース」と面白い海外刑事ものドラマを見て、「バビロン ベルリン」という極め付 けがあって、さらに上に書いたような面白いドラマが続いているので、この傾向は今の全体につまらないテレビ番組のほんの一隅を与えられているだけではあるけれど、今後どうなっていくか楽しみでもあり、タラタラと時間つぶしのバラエティ番組や、ああでもない、こうでもない複数のゲストをはべらせたワイド「ニュース」番組、あるいは野球に占領されてしまう番組表の中で、私たちにとっては、わずかな希望の灯でもあります。
つい先日終わった「冤罪 弁護士エマの挑戦」というBS11で放映された英国製2017年のドラマも、大変面白かった。少々盛り込み過ぎなくらい、家族とジェンダーの問題から移民問題とテロ、権力による監視社会と人権etc.etc. ありとあらゆるいまの欧米成熟社会の闇を僅かな明るみへと引っ張り出すような作品で、最初はいい加減理解能力の落ちている後期高齢者としては、盛り込み過ぎじゃないの?と思わなくもなかったけれど、主人公の女性弁護士を追い詰めていく様々な困難が矢継ぎ早に襲い掛かるのをハラハラして見ているうちに終わってしまいました。
日本のドラマとの違いは山ほどありますが、まずカッタルイ日本のドラマとは雲泥の差で、次々に想定外のことが起こる、そのスピード感がすばらしく、脚本家の力量の違いを見せつけられる思いです。
次に演じるキャストが、いまだにちょっと顔かたちがいいとか、人気タレントだとかいうので、テレビドラマで重要な役を与えられる日本とは違って、このドラマもあとで取り上げるどの欧米のドラマも、主役や準主役級の男優、女優はいずれも一昔前の美男美女とは縁もゆかりもない(と言っては失礼かもしれないけれど)、うわっつら人気とは縁遠い役者ばかり。この人が主役か、ずいぶん地味な人だなぁ、と感じたり、美男美女でなくても、どこかぱっと華があるような人じゃないとちょっと魅力に欠けるんじゃないか、なんて思って見ていると、その「地味な」役者が、たちまちものすごく魅力的な人物に見えてくるから不思議です。日本の私のように海外の映画やテレビの俳優などひと昔もふた昔も前の人しか知らない人間には、見る以前から知っている著名な俳優は一人もいないので、それほど有名な演技派俳優というわけでもないでしょうに、見事に役を演じきっているし、またその資質を最大限引き出すような脚本や演出で、どんどん引き込まれていきます。
この「冤罪」が終わって、そのあと昨日から「バルタザール 法医学者捜査ファイル」というフランスで2018年制作のドラマが始まったので、その第一回を見ましたが、これも主人公の男女がまさに上に書いたような見かけはごく普通のそこらにいそうな地味な二人ですが、そのキャラクターや彼らが抱えている過去の設定は月並ではありません。刑事だとか法医学者とか言っても、そういうカテゴリーに収まる役ではなくて、最初から一人の人間としてのトータルな奥行をもっていて、そこが日本の推理ドラマの刑事や法医学者なんかと全く異なるところでしょう。「冤罪」の弁護士エマもそうだったけど、この女性刑事と検死解剖する法医学者も、それぞれの職業的資質と才能では人並外れたものを持っているけれど、それ以外の点ではある意味で弱さ、脆さを持ち、感情的になったり、酒に溺れたり、性に溺れたりと、ごく普通の人間として描かれています。そこが大きな魅力でもあります。
もう一つ、先週から始まっているのが、同じくフランス製のテレビドラマで「アート・オブ・クライム 美術犯罪捜査」で、これは先週見た回のは、ダヴィンチの絵の贋作と幻の手稿をめぐる犯罪を、美術の専門家である美術館の若い女性職員(だったと思う)と、美術にはまったく素人なのに美術犯罪捜査班の捜査員に配属されたヤンキーな刑事が反発しながらもコンビで事件の解決にあたるという、フランスらしいテーマのドラマ。フランスらしい、と言えば、このドラマも「バルタザール」も、登場人物たちのキャラクターや、その人間関係の雰囲気というか距離の取り方というか、ぶつかり方というか、どこがどうと的確に指摘はできないけど、いかにもフランス的だな、と感じるところがあって面白い。それは、ドイツ製の「バビロン ベルリン」、イギリス製の「冤罪」、フランス製の「バルタザール」あるいは「アート・クライム」、みな違うようで、もちろん一つ一つ個性の際立ったドラマであり、登場人物なので、その違いと言ってしまってもいいような気もするけれど、もう少し色々この種のすぐれた海外ドラマをやってくれると、制作国の国風が見えてくるような気がします。
「刑事フォイル」、「刑事モース」と面白い海外刑事ものドラマを見て、「バビロン ベルリン」という極め付 けがあって、さらに上に書いたような面白いドラマが続いているので、この傾向は今の全体につまらないテレビ番組のほんの一隅を与えられているだけではあるけれど、今後どうなっていくか楽しみでもあり、タラタラと時間つぶしのバラエティ番組や、ああでもない、こうでもない複数のゲストをはべらせたワイド「ニュース」番組、あるいは野球に占領されてしまう番組表の中で、私たちにとっては、わずかな希望の灯でもあります。
saysei at 12:39|Permalink│Comments(0)│
2021年03月27日
往復書簡
[英国に住む古い友人から久しぶりのおたより。]
お二人とも、お元気ですか。
私たちは元気で、最初の予防接種を受けました。 ワクチン供給についてあれこれ問題があって、2度目のワクチンがいつ接種できるかはわかりません。 英国とEUの間でワクチンをめぐって言い争いが生じているのです。私たちは狂気の世界に住んでいます。その間にも人々が死んでいるというのに。まったく狂気の世界です。
それはさておき、私たちはなんとか元気に暮らしています。 私は本を読んだり、庭いじりをしたり、軽い運動をしたり、テレビを見たり、料理をしたり、太極拳をしたり、絵を描いたり、2つの読書クラブに参加したりしています。
1つは英国ベースのもので、それなりに面白いです。 2番目の読書クラブはとても興味深いです。 私たちは日本文学を読むだけで、東京を拠点とする人が運営しています。 参加者は少人数で、世界中から集まっています。
1つは英国ベースのもので、それなりに面白いです。 2番目の読書クラブはとても興味深いです。 私たちは日本文学を読むだけで、東京を拠点とする人が運営しています。 参加者は少人数で、世界中から集まっています。
私はたくさん本を読んだけれど、そのレパートリーには、1人か2人(イシグロと村上)を除いて、日本人の作家は含まれていません。 ですから、新しい日本人作家を発見するのは素敵です。小川洋子の 『密やかな結晶』、安部公房の 『砂の女』を読み、現在は 『細雪』を読んでいます。これは私にとってまったく新しい経験で、これらの作家を知ってとても喜んでいます。
暖かくなってきて、外でもっと動けるようになるのが楽しみです。
どうかお二人ともお元気で。
[私は前に2度返事をさぼったので、少し長い返事を書きました。]
[私は前に2度返事をさぼったので、少し長い返事を書きました。]
3月25日付のメール拝見しました。ありがとう。
はじめに、ブログのエッセイのリンケージ先を知らせてくださった2通のメールをいただきながら、お返事をしないまま日を過ごしてしまったことをお詫びしなくてはなりません。
お二人がお元気でお過ごしのこととうかがって、大変うれしく思っています。私たち二人も、何とか無事に過ごしています。「すこぶる元気」とは言いにくいけれど(苦笑)。この歳になれば、「まずまずつつがなく、ほどほどに元気」であれば、大いに喜ぶべきことと思わなくてはならないでしょう。
日本では政府が「緊急事態宣言」によって、国民に「不要不急の外出」や「5人以上の会食」を控え、飲食店には午後8時で営業を終了するよう「要請」していましたが、新規感染者数の減少や病床の確保がある程度できたことから、3月23日に同宣言を解除しました。
すると、とたんにまた新規感染者が各地で急増しています。おまけに今度は新型コロナウィルスの変異ウィルスが感染を広げていて、イギリス型、南アフリカ型、ブラジル型のほか日本オリジナルのタイプ(笑)まで登場しているとか。世界の辺境の島国ですから、世界中から色んなタイプのウィルスが入って来て、その吹き溜まりの様相を呈しているのでしょう。
そんなわけで、私もパートナーも原則として自宅にこもって、あなたと同様、本を読み、ビデオを見、時々庭いじりをし、散歩するといった生活です。ただ、私は股関節変形症のせいで、耐えられないほどの腰痛が起き、歩くのも困難になって、外科病院では大腿骨を人工骨に置き換える手術しかないと言われました。しかし、私は手術を避けたかったので、整体士のところへ通って、背中や脚を圧したりマッサージしたりすることで、何とか痛みを抑えてきました。さらに、自転車が腰痛対策には良いと言われ、自転車で近隣を走ってみると、足腰に負担がかからず、歩くよりもずっと楽で、痛みも消えました。それからは、晴れの日は毎日、自転車で行けるところまで行っています。このごろは御所や神社、お寺の境内で桜が開花しているので、それを楽しみに自転車を走らせています。
話はかわりますが、あなたはカズオ・イシグロ、村上春樹、安倍公房、小川洋子、谷崎潤一郎などを読んでいるのですね。私もカズオ・イシグロ、村上春樹はかなり色々と読みました。カズオ・イシグロでは初期の「日の名残り」が好きで、アンソニー・ホプキンス主演の映画も何度か観ました。「わたしを離さないで」も哀しい話だけれど、いい作品でした。
村上春樹は殆どの作品を読んでいますが、「ねじまき鳥クロニクル」が私の好みです。もちろん、「ノルウェイの森」も「1Q84」も「海辺のカフカ」、「騎士団長殺し」も好きですが。
彼はまた、「蛍」、「納屋を焼く」(映画化された)、「象の消滅」などにみるように、優れた短編作家でもあり、地下鉄サリン事件を扱ったノンフィクション「アンダーグラウンド」、「約束された場所で」においても現代的な課題に真剣に取り組む作家であることを自ら証明しました。
着実に進化していく作家なので、ずっと初期から追っかけて、どう変化していくのかを見るのが楽しみな、数少ない作家です。
安倍公房の「砂の女」は学生時代に読みました。その映画の上映に合わせて作家が大学で講演したときには、聴きにいきました。講演のあいだも、学生の質疑を受ける間も、椅子を勧められてもずっと何時間も教室の前に立ったまま話していた律儀な振る舞いが印象に残っています。聴講に来た学生たちが多くて椅子が足りず、後ろに立っている学生がたくさんいたので、彼は自分も座ろうとしなかったのです。
谷崎潤一郎の「細雪」は、私が勤務していた女子大学が立地する阪神地域が舞台なので、上流階級の家庭とは縁がありませんでしたが、地域としてはなじみの深い地域が舞台でした。「細雪」は女子大生にも、読むように勧めていました。
私は最近、日本の小説をほとんど読まなくなりましたが、村上春樹は2,3年に1度、新しい長編作品が出れば必ず読んでいます。近年は書かない期間が長く間延びしているようですが(笑)。
あとは翻訳されているかどうか知りませんが、エンターテインメントの分野で、東野圭吾(「容疑者Xの献身」The Devotion of Suspect X,「白夜行」Journey Under the Midnight Sun)という推理小説作家の作品は好きで、よく読んでいます。推理劇というより、登場人物に対する作家の温いまなざしが感じられる人間劇です。
いわゆる純文学は才能ある女性作家に占領されてしまった感があります。日本では、先のオリンピック組織委員会の醜態に顕われたように、それだけ女性が深刻な多くの問題をかかえているということでしょう。
小川洋子もよい作家ですね。「博士の愛した数式」(The Houskeeper and the Professor)が代表作かと思います。川上未映子(「ヘブン」、Heaven)多和田葉子(「献灯使」The Emissary)、村田沙耶香(「コンビニ人間」Convenience Store Woman)、山田詠美(「ベッドタイムアイズ」Bedtime Eyes)等々もすぐれた作品です。
男性作家は世界水準は村上春樹だけでしょう(笑)。私がもう一人好きな作家は、高橋源一郎で、ベスト作品は「さようなら、ギャングたち」(Sayonara, Gangsters)という処女作です。ポップ文学で、詩と散文がミックスしたような作品なので、英訳となるとどうなっているか、見当もつきませんが。
私は最近日本の小説をほとんど読まなくなった代わりに、学生時代チャレンジして挫折した哲学の翻訳書ばかり読んでいます。プラトン、アリストテレス、デカルト、カント、スピノザ、ヘーゲル、フッサール、ハイデガー、メルロ=ポンティ、フーコー等々を自分の関心に引き寄せて「つまみ食い」してきましたが、1,2カ月前にフーコーの「言葉と物」を読み終えて、いまはヘーゲルの「精神現象学」とスピノザの「エチカ」を最初から読んでいます。額に皺寄せて取り組んでいた学生時代とは違って、今は気軽に楽しんで少しずつ。
ほかに、平安時代(794年にはじまる、京都に初めて都が置かれた時代。)に天皇の命で編纂された和歌集「古今和歌集」の専門家による全評釈書を最初からじっくりと読んでいます。いま読むととてもよく理解できる気がします。あとは日本の正史を一から読んでみようと思って「日本書紀」を最初から読んでいます。
家族以外にはだれにも会えないし、どこにも行けず、時間だけはたっぷりあるので、そんなことばかりしています。もともと社交的ではなく、外へ出たくて仕方がないというタイプでもないので、けっこうこんな生活を楽しんでいます。
孫の登校を小学校1年生の時から9年間、毎朝夫婦で玄関先に立って見送ってきましたが、この春から遠い高校に通うので、家の前は通りません。だから「見送り生活」も終了で、少々さびしいけれど、近くに住んでいるので、いつでも会おうと思えば会えるでしょう。
長男も、いまは遠隔授業が主なので、わが家に寝泊まりして仕事をつづけています。彼は共同研究先の研究室へ土日も含めて毎朝早く出かけ、夜遅くまで研究にいそしんでいます。それでも彼が一緒にいてくれるので、いざ何か起きたときのことを考えるると、安心感があります。
次男はなかなか自分の映画を撮るチャンスはめぐってこないようだけれど、ほかの人が監督する作品のスタッフなど好きな映画関係の仕事を続けています。それぞれ自分がやろうと決めたことを一所懸命やっているようなので、親としては何もいうことはありません。そんなわけでパートナーも私も、私の体調が小康状態であることも幸いして、コロナ騒ぎの中でも、比較的平穏な毎日を過ごしています。
新型コロナウィルスのせいで、色々と制約の多い日々ですが、どうかお二人ともお元気で。
[昔はこんな長い手紙を英文で書くのは私の英語力では時間がかかって面倒だったので、手短かにすませていました。しかし、最近はウェブ翻訳で、とにもかくにもベースとなる下訳だけはやってくれるので、書きたいことを日本語で書いてから、少しずつ、日本語のほうを英訳向けの文章に直したうえで、ウェブ翻訳にかけて、それを修正しています。ウェブ翻訳を実用的に使うためには、翻訳する日本語文のほうを、英語向けにちゃんと主語をつけたり、複文などややこしい構成は分解して、主語述語の明確な短文にするのがコツだと経験的にわかってきたのです。ネイティブの相手から見れば、それでもひどい英文でしょうけど(笑)、まあ長年の友人なので、こっちの実力は知っててくれるから、適当に補いながら読んでくれるだろうと思っています。]
[昔はこんな長い手紙を英文で書くのは私の英語力では時間がかかって面倒だったので、手短かにすませていました。しかし、最近はウェブ翻訳で、とにもかくにもベースとなる下訳だけはやってくれるので、書きたいことを日本語で書いてから、少しずつ、日本語のほうを英訳向けの文章に直したうえで、ウェブ翻訳にかけて、それを修正しています。ウェブ翻訳を実用的に使うためには、翻訳する日本語文のほうを、英語向けにちゃんと主語をつけたり、複文などややこしい構成は分解して、主語述語の明確な短文にするのがコツだと経験的にわかってきたのです。ネイティブの相手から見れば、それでもひどい英文でしょうけど(笑)、まあ長年の友人なので、こっちの実力は知っててくれるから、適当に補いながら読んでくれるだろうと思っています。]
saysei at 18:21|Permalink│Comments(0)│
「哲学の道」の桜

銀閣寺道あたりから永観堂の東の方まで、東山山麓を流れる疎水べりの道は、哲学者田辺元などが散策したとかで「哲学の道」と呼ばれるようになったと聞いていますが、いまではすっかり桜の名所になっています。

先日訪れたときはまだほとんど咲いていませんでしたが、今日見ると、ほぼ見ごろといっていい咲きっぷりで、土曜日でもあり、明日は雨の天気予報でもあるせいか、けっこう花見客が多くて、自転車に乗ったままでは走れませんでした。

それで、部分的に少し歩いただけで疎水べりを避け、銀閣寺道の方へ直接出てしまいましたが、銀閣寺道の入口の所から哲学の道へはいるまでの疎水べりもよく開花していて綺麗でした。

少し下がってから西への下り坂を走って行くと、また茶山の裏当たりでしょうか、以前に蛍が出た疎水と交叉するところにも、疎水べりに綺麗に桜が咲いていました。

これから少しの間ですが、京都はどこへ行っても桜の花盛りでしょう。「哲学の道」の疎水桜も、多分来週末、散るときが一番凄みのある美しい光景が見られるのではないかと思います。
うちの近所の疎水も満開、川端もそろそろ満開ですが、どうしたことかわが団地の共同庭の桜はまだ咲く気配がありません。いつも多少開花時期が遅い方にずれていたとは思いますが、今年は他が極端に早いせいか、全然咲いていない庭を見るとちょっと心配になりますが、たぶんほかが散ったころに楽しませてくれるのでしょう。
今日の夕餉

タケノコ入り揚げワンタン

菜の花のおひたし

カマスゴ焼き

カボチャと青昆布の煮物

サラダ

砂肝の中華サラダ(のこり)

タケノコの炊き込みご飯。私の育ててきたキノメ添え(笑)。
以上でした。
saysei at 17:41|Permalink│Comments(0)│
2021年03月26日
南禅寺~岡崎疎水の桜 3月26日

南禅寺の桜。今日は結構人が来ていましたね。入口付近で早々に退散。

蹴上の浄水場&乗船場付近の桜。

神宮道の平安神宮大鳥居の前の橋から東山、蹴上方面を望む。

同上。蹴上の乗船場から出たばかりの、岡崎疎水をいく観光屋形船。

近代美術館裏岡崎疎水の桜。
今日の夕餉

鶏のから揚げ。葱ショウガの甘酢添え。

チャプチェ。

スナップエンドウとユリネの玉子とじ。

砂肝と胡瓜、セロリ、ネギ、生姜の中華和え。

ニンジンとほうれん草の胡麻和え。

ミニロメインレタスのサラダ。

へしこ。

アラメの五目煮(のこり)。

キムチ。
あと、五目黒豆納豆(山の芋、たくあん、ネギ、鰹節、卵黄の五目)を撮り忘れたようです。
以上でした。
saysei at 19:15|Permalink│Comments(0)│