2005年01月16日

父と暮せば

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 Cocon烏丸のshin-biワークショップスペースで、桝井省志氏の話を聞く。「Shall We ダンス?」や「Water Boys」、「Swing Girls」のプロデューサーだ。現場を踏んできた経験話が面白い。

 「Shall We ダンス?」のタイトルの変遷。「足踏んじゃった」→「ラストダンスは私に」→「ウィンターガーデン」→「Shall We ダンス?」
 「Swing Girls」の矢口史靖監督が、最初は、女囚のジャズバンドものにしたい、と言っていた話などもおもしろかった。

 同じ3階の「京都シネマ」で黒木和雄監督の「父と暮せば」を観た。主演の宮沢りえ、原田芳雄も熱演。力作だけれど、この種の映画は苦手。もちろんただ重い原爆告発映画ではなく、仕掛けもあり、ユーモアもある。けれどもやはり重い。もちろん描かれた事実が重いのだ、と言われるだろうけれど、その重い事実への入り方にどこか違和感を覚える。井上ひさしの原作らしい。彼の作品にはいつも違和感がある。

 映画が終わって、まだオープンしてそんなに間もない館内を歩く。レストランもショップもお洒落で、若い人が沢山来ているが、私のような老人には館内の動線がわかりにくくて、うろうろする。終日雨。

 

at 02:13│
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