2024年10月12日

「ハタ」の炙り

★はたの炙りの刺身と普通の刺身
  ハタというスズキの親戚筋の魚のことは、以前にこのブログで書いたことがあります。なにか食べたい魚があったら買ってきて、と言われて私がHELPの魚屋に出ていた新鮮なこの魚を食べたことがなくて、珍しかったので買ってきたのでした。あのときは確か焼き魚にして食べたのではなかったかと思いますが、きょうはパートナーが少し大きいサイズのハタを三枚におろしてもらって買ってきました。それをわが家で一番よく切れる刺身包丁で切って半分は皮を残した炙りさしみにし、残りは普通の刺身として、同じ皿に盛ったのがこの写真です。
  
  これをわさび醤油にちょいとつけていただいたところ、ものすごく美味しかった。あぶる時、身が反り返ったと言いますから、よほど新鮮だったのでしょう。身はけっこう硬い身で、よく切れる刺身包丁がなければ刺身にはできなかっただろう、とのこと。前に私が買ってきたハタは同じ一尾といっても小さめの500円台のハタでしたが、それでも十分食べ応えがありました。きょうパートナーが勝って来たのは800円だったそうで、まだ冷蔵庫に半分残してあって、明日は別の料理にするそうです。

★はたのあアラの赤だし
  魚屋さんに「アラはどうします?」と訊かれて、もちろんもらって帰ります、とパートナーはアラが大好きですから、アラも持ち帰り、赤だしのだしとりに使いました。このアラの赤だしがまた、とっても美味しいのです。アラは要らない、と言って捨てられてしまうこともあるようですが、ほんとにもったいない!この魚もわが家ではこうして全身無駄なく使い倒します。

★厚揚げ、茄子、万願寺、豚肉のみそ炒め
 アツアゲ、茄子、万願寺唐辛子、豚肉のみそ炒め。この万願寺がめっちゃ辛くて、食べたあと唇迄ヒリヒリしました。上賀茂の販売機で買った万願寺にはめっちゃ辛いのと、ごく普通の穏やかな味のと二通りあって見かけではわかりません。これは辛いです、と書いてくれている販売所もありますが、大抵は何も書いてないので、食べて見てはじめて分かります。そこは店で売っているやつとは違って、或る意味、あたりはずれがあるのですが、わたしたちはむしろそれを楽しんでいます。

★蓮根とシイタケの肉詰め焼き
 レンコンとシイタケの肉詰め焼き。長男のお弁当のおかずに入れたものののこりだとか。

★かぼちゃの煮もの
 かぼちゃの煮もの

(以上、きょうの夕餉でした。)

きょうの昼食
 これはきょうのお昼。奥は生ハムとキュウリのイギリス風のシンプルなサンドイッチ(これを縦に半分に切って二人でいただきました)。
 真ん中が先日もいただいたカナッペ風に、バゲットを切ったのへバターを塗って、そこにトリュフの残ったのをのせていただきました。
 右端はきょう新たに焼いたスコーンのうちの一つ。きょうはこれを水平に切った上と下をひとつずつ、ホイップト生クリームとジャムを載せていただいただけです。このあといつものフルーツ・カスピ海ヨーグルトをいただきます。

 プライムビデオでの気晴らしで、きょうは未見だった007シリーズの、No Time To Die というのを見ました。率直に言って、ちっとも面白くなかった。007も初期のショーン・コネリーの時は本当に新しくてテンポがよくて面白かったけれど、彼が主役でなくなってからは、多分映画館では一本も見ていないし、テレビでも辛うじてたまたまやっていたのを1本くらい見たかどうか。もちろんDVDなんか持っていないし、いまだに007といえばショーンコネリー。娯楽映画の典型だけれど、主役のコネリーは舞台俳優出身で、演技は実にしっかりしていて、見ごたえがありました。

 ずっと007に興味を失っていたけれど、比較的近年になってダニエル・クレイグが007をやるようになると、また人気が出たようで、私もひとつふたつ見ています。たしかに私が見たのは「スカイフォール」でしたっけ、記憶力の悪い私は何だったか忘れたけれど、面白かった。ストーリー性にも話の運びにも、全体の印象にも現代的な革新があったようです。

 しかし、きょうみたNo Time to Dieは良くなかった。脚本も演出も悪い。ストーリーやコアになっている愛憎のからむ人間関係も不必要に(最初は)わかりにくくて、テンポも良くない。そして何よりも007らしい行動様式なりアクションがものすごく古臭くて、大昔の007の焼き直しでしかなく、いくら何でももう少し知恵をしぼらんかい!と半畳を入れたくなるような出来栄えでした。
 おまけにラストはお涙頂戴のストーリのあげくOO7を殺してしまう。エンターテインメントの法則を何も知らない監督が作ったのではないか、と思わせるような代物でした。ダニエル・クレイグもこれでは気の毒で、最後に消してもらって、やれやれと思っていることでしょう。

 もともと007は社会の闇をえぐるなんて意図は毛頭なく、文句ない完全懲悪のアクション活劇で、ボンドの超人的な活躍を楽しみ、アクション、カーチェイスなどを楽しんだら、何のあとくされもなくハッピーエンドでボンドが美女とうまくやったりして、観客のほうもめでたくストレス解消、で終わってよかったエンターテインメントですが、それを支えていたのはボンド役のスタイリッシュな生き方やらその時代時代には新しかった様々な技術を駆使したアクションシーンやら、ストーリーもシチメンドクサイことを言わずに、敵味方明瞭でドンパチやってガンガン突っ走るテンポの良さとかであって、そういうものが、なんだかトロ臭いなぁ、古いなぁ、と感じさせるようになったらオワリでしょう。

 話はちがいますが(笑)、ドジャースが勝ってよかったですね。あとがない状況でも、なんということもなく2連勝すればいいのだから、なんて言っていた大谷のメンタルの強さが話題になっているようです。山本はそうはいかず、最初にやられてショックを受けていたのを、チームメートがじっくり時間をかけて慰めてくれたとか。今回いい投球ができてよかった。ダルビッシュも応援していたので、この試合はとてもリアルタイムでは見れませんでした。でもダルビッシュもいい投球をしたようですから、敗戦ではあったけれど、ファンとしてはまずまずよかった、と。



saysei at 21:20│Comments(0)

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