2024年09月28日
「ハタ」のお刺身
きょうも牛乳を買いにHELPへ行くとき、なにか食べたいような魚があったら見て来て、と言われたので魚屋の店頭を見ると、ちょっと珍しい「はた」という魚が産地直送さしみ用と銘打って500円で売られていたので、意識して食べたことのない魚だったので早速買ってきました。はらわたなんかは調理済みでしたが、お刺身用に調理してくれたのはもちろんパートナーで、とても美味しいおさしみが、わが家の大葉を刻んだのと一緒に、夕餉の食卓に出ました。
魚のサイズは小さかったけれど、このお刺身を切り取った残りのアラで赤だしをつくってくれたのが、これまたとても美味しかった
魚はなんといってもアラが一番美味しいので、そのダシが十分に出た赤だしは、ほんとに美味しくいただきました。これでこの「ハタ」という魚は100%無駄なくいただけました。二人で500円だから安くつきました。
つくねと茄子の照り焼き。上賀茂の茄子が甘くとろけるようで、美味しかった。
ゴーヤチャンプルー。
冷奴
小鯵の南蛮づけの残り
キムチ、ジャコ山椒、へしこ。最後にあつあつご飯にジャコをかけ、へしこを一切れいただくと、へしこの味と香りが口いっぱい広がって、満足して食事が終えられます。
明日の「光る君へ」で登場するだろう中宮・敦成親王・道長呪詛事件の顛末を記した『政事要略』のわずか3ページ足らずの漢文がなかなか読めずに、ずいぶん前から「睨んで」いたのですが、ようやくそのかいあって、だいたいの中身がわかりましたので、明日の「光る君へ」を楽しみにしています。ついでに律令の刑法(盗賊律)も少し学ぶことができて、なかなか面白い経験でした。
国文学をやって中古の古文書で漢文を読みなれている人なら、何でもなく読めるのでしょうが、なにせ漢文は中学の終わりから高校にかけて週一度、古典のほんの数行の抜粋からなるテキストを習っただけで、それ以上自分で読もうとしてこなかったので、平安の文人らと違って、まったく漢文が読めないのは残念。今思えば日本人が伝統的に備えていた教養の半分くらいを最初からあきらめてきたようなもので、考えてみればもったいない話ですね。明治のちょっとした知識人ならまだ漢文がちゃんと読めて自分で漢詩も書けたでしょう。文化の根の深さが違うという感じです。
そういえば加藤静允先生にいただいた画集には、絵の傍らにご自作の漢詩も記されていました。
庭の芙蓉はきょうも40輪近く咲いていました。花が大きくて立派です。
saysei at 22:11│Comments(0)│