2024年09月24日

上賀茂野菜のめぐみ / ホウボウという魚

 きょうの収穫
 好物のトウガンが昨日でなくなったというので、きょう近くのHELPへ買い物に出たついでに、また上賀茂迄電動アシスト自転車の脚を伸ばして、上賀茂の野菜自動販売機めぐりをしてきました。いまは夏枯れでどこもほとんど野菜を出していないのですが、6つまわる無人販売所のうち一番上賀茂神社に近い、道路に面した家の駐車場の中にしつらえられた販売機に、たったひとつだけ、立派なトウガンが残っていました。300円。

  あとは小カブ、パプリカ、茄子、辛味唐辛子くらいでしたが、パートナーは冷蔵庫に野菜が少なくなっていたので喜んでいます。


ほうぼう

  買い物は牛乳だったのですが、魚も覗いてみて、何か食べたいものがあったら買ってきて、と言われて、魚屋さんも覗いてみました。鰈、鯛、甘鯛、鰤、イサキ、鮭、カンパチ、鯖、秋刀魚等々とみなれた魚が並んでいましたが、ひとつだけ、食べたことがない(と思われる)魚がありました。

  それがこの「ほうぼう」と書かれた、赤黒くヌメッとした表紙で、長い鋭いヒレに、胴体がスリムなわりに骨ばった大きめの頭にギョロ目、ガブリと食いつかれたら歯が痛そうな少し突き出た大きな口をした魚。880円と高かったけれど、こういう自分にとって珍しい魚を見ると、食べて見たくなるので、エイヤッと買って帰りました。

  末広恭雄さんの『魚の博物事典』(講談社学術文庫)によれば、この魚はカサゴの仲間らしく、静かな内湾を好み、その沿岸に棲んで、浅い海の岩の上を這ったり、その付近を泳いだりして生活しているのだそうで、胸鰭の前のニ、三本が分離して、「歩脚」と呼ばれる蟹の脚のようなその鰭を交互に動かして岩の上を這い、岩や砂を押し分けて前進し、ときに砂の中の餌を探り出すのだそうで、この鰭には味見をする味蕾迄備わっているとか。

  もうひとつほうぼうで面白いのは、音を出すという奇習があるということで、鰾(うきぶくろ)を収縮させて、ググー、ググーという、膨らませたゴム風船の表面を指でこすった時のような怪音を発するのだそうです。

  冬はちり鍋、春から初夏にかけては三枚におろして酢の物として食べてもおいしいそうですが、味が淡白なので、煮つけ、椀だね、焼魚、蒲鉾としても美味だとのこと。わが家では焼き魚にしてもらうことになっていて、夕餉の食卓を楽しみにしています。

お昼のパスタ
 これはお昼のパスタ。昨日の残りのサラミ、生ハムに、昼前にパートナーが庭のバジルでつくっていたバジルソースのはいったカペッリー二冷製パスタ。左は昨夕の残りのサツマイモとクルミのサラダ。

バジルソース製作中
  バジルソース製作中 

食後のデザート
 お昼のあとのデザートは昨夕にひきつづき、イチヂクのロールケーキとサーカスコーヒーの豆によるレイコ―。ウェブサイトに載っていたイチヂクのロールケーキは、皮も剥かないままのイチヂクを丸ごと巻き込んでいましたが、生クリームはごくごくわずかしか使っていませんでした。わが家のケーキは皮を剥いたイチゴをたっぷり美味しい生クリームで包み、純粋な材料、新鮮な卵を使ってそれ自体が美味しいスポンジケーキで巻いてあります。非常に味の相性のよい三者が一体になっておいしいケーキになっています。わが家のと同じくらいのサイズのパウンドケーキがwebサイトでみるお店では2500円とかで売られていたので、パートナーガ驚いていました。
 わが家のロールケーキは、キャラウェイ・シード、ブランデー漬け干しブドウ、レモン、オレンジ、ブランデー漬け蒸し栗、キンカン、マンゴーと、そのときどきで入れる果物は違いますが、ベースになるパウンドケーキの原価は200円台だそうです。こんなおいしいケーキがわが家で安くいただけて幸せです。

高野橋よりきょうの比叡今日の空
 高野橋から見たきょうの比叡と空。もう秋空のような雰囲気になってきていて、空気が澄んでいました。自転車で走っていてもそう暑くはなく、気持ちが良かった。

きょうの芙蓉(全体)
 わが家の芙蓉はきょうも34輪だったか・・・たくさん咲きました。

上辺の花々
 上辺にかたまって咲いているのが綺麗です。昨日咲いたの花がまだ濃い赤みを残してとどまっています。だんだんその数も多くなってきました。

きょうの二輪
 きょうの2輪

きょうの一輪
 きょうの一輪





 












saysei at 15:20│Comments(0)

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