2023年06月29日

きょうはMI5

きょうの比叡午前中(昼前の比叡)

  午後の自転車行の時刻には雨が降り出すという予報だったので、昼前に本を返しに府立大学図書館へ。ドレウスの「キリスト神話」、彌永さんの「代数学」、モルガンの「古代社会」(下)を返して、かわりにアクセル:ホネットの「承認をめぐる闘争」、佐武一郎の「代数学への誘い」、モルガンの「古代社会」(上)を借りてきました。ホネットという人を知ったのは先日(17日)このブログに書いた小林慶一郎の世代間問題をめぐる記事を読んだからで、著書の多い人で翻訳も沢山出ているようだけれど、私は全然今まで読んだもともなかったし、承認をめぐる闘争ってのもこの人によればヘーゲルが言ってるんだそうですから、一度読んでみたいと思いました。ついでに、小林さんが引用していた廣光俊昭という人の書いたものをウェブサイトで検索すると、沢山すぐにでも読めるものが日本語のも英文のも幾つも出て来て、面白そうだったので全部ダウンロードしておきました。

  廣光さんというのはいまは小林さんが書いていたように日本総合政策研究所に所属しているのかもしれないのですが、ウェブサイトで出て来た書き物での肩書は財務省主計局主計企画官となっていて、もともと東大出身で財務省の主計局という官僚の王道をゆくみたいない超エリート官僚なんですね。けれどもなかなかベースが広くて、財政だけじゃなくて、経済全般から哲学、倫理学みたいなものにまで及んで、元より財務官僚として長期的な視点で将来の日本の財政をどう考えるかという問題意識で世代間問題などをやるようになったのかもしれませんが、「将来世代の問題の哲学的基礎について」とか「世代間における互恵性の機能についての考察」だとか、「政策の基礎付けについて - 政策当局者のための倫理学序説」だとか、ちょっと食指をそそるようなタイトルの記事がいくつか出てきました。面白い人がいるものですね。

  ついでに彼が引用したと小林さんが書いていたサミュエル・シェフラーの「死と後世」というちくま学芸文庫から出ていた本も発注しておいたら、さきほど届いていたので、これも読んでみようと思っています。これらはみな私にとっては今まで全然触れたことのない著者で、関心のありようがまったく違っていて触れることもなく過ごして来たんだな、と思いますが、たまには全然関心のありようの異なる人の本を読んでみるのも面白いかなと思います。私が財務官僚の書いた本を読むなんてことはまず考えられなかったけれど(笑)・・・

  で、今日は何をしたかといえば、実は今日も体調があまり芳しくなくて、ちょっと自転車でくるっとまわってきただけで疲れてしまって、昨日に引き続き、夕方はMI5を見ていました。MIはⅠからⅣまで全部見ていたけれど、このⅤはなぜかまだ見ていなくて、プライムビデオで無料で見られたので見たら、やっぱり面白かった。みんなメガヒットばかりのシリーズでしょうから、お金のかけ方が違うんでしょうね。カーチェイスなんかでもほんとに迫力があるし、うまく作ってあるなあと感心します。

 昼前にはまだ晴れていたので、パートナーがだいぶのびた私の髪を散髪してくれるというので、ずいぶん前に買って重宝している電器バリカンであっという間に刈ってくれました。

 髪って意外に早く伸びるもので、バサバサ切られて膝に落ちる髪が結構たくさんあるので驚きました。以前は理髪店で4800円(だったかと思う)も払って刈ってもらっていましたが、コロナで警戒して行かなくなって、わが家でバリカンで刈ってもらうようになると、もうコロナがおさまっても散髪屋さんへ行く気がしなくなってしまいました。
 さすがに、もうそんなに切らなきゃならいような豊かな髪でもないし、きちんと整髪しなきゃいけないような人に会う機会なんてもう無いし、だいたい5分か10分もあれば素人で簡単に、無料でけっこうさまになる散髪ができてしまうのに、5千円近くも払ってなんでひとさまにやってもらわなくてはならないのかと思ってしまいます。なじんできた散髪屋さんとは、それなりのおつきあい的な感じもあったけれど、さすがに年金生活でキャッシュに事欠くようになれば、そんな浮世の商売がらみの義理だてというのは、そろそろ御免被らないと、と思います。まあ、ほかにはそんなのは無かったと思うけれど。

 ☆正面から正面から

☆卯上から上から

☆横から横から

後ろから後ろから

 けっこうまく刈れてるでしょう?(笑)
 理髪店での1回分の費用で素人でも簡単に扱える電動バリカンが買えました。事前にちょっと充電しておくとコードを付けずにほんの5~10分で綺麗に刈れてしまいます。刃を換えるのも簡単で、短く刈ったり長めに刈ったり、襟足のあたりを剃るように刈ったり、色々自在にできます。理髪店泣かせのすぐれものです。
 それにしても随分髪が白くなり、まばらになりましたね(笑)

きょうの夕餉

★シイタケと牛肉のコチジャン味噌炒め
  シイタケと牛肉のコチジャン味噌炒め、チシャ添え。
  昨日までの三日間夕食を共にした孫は、唯一、シイタケだけが苦手なので、シイタケが食べられずにたくさんあったので、きょうはあらゆる料理にシイタケを使う、とパートナーが宣言して(笑)・・

  そういえば長男も子供のころ、「シイタケは子供の敵」などと言ってシイタケを毛嫌いしていました。いまは食べられるようになったみたいですが、それにしても不思議なことに孫の舌はまったくこの「伯父」である私の長男とそっくり。苦手なものも、好みも、そっくりそのままで笑えるほどです。だのにパパともママとも全然食の好みは似ていないのです。遺伝というのはほんとに不思議なものですね。

★サンドマメのゴマ味噌和え
 サンドマメのゴマ味噌あえ。こういうのが味覚障害の私の舌には一番味がよく分かって美味しく感じられます。

★焼きナスと焼き椎茸
 焼き茄子と焼き椎茸の出汁醤油かけ。パートナーが美味しい、美味しい、と言って食べていましたが、上賀茂の茄子の焼いたのはほんとに美味しいでしょう。今の味覚障害が進んでいる私にはこういう「旨味」に類する微妙な味がちょっと分かりにくくなっていて残念です。

★シシャモと鰯 
 子持ちシシャモと鰯の焼いたの。

★コリンキとキュウリのカツオ醤油
 コリンキーとキュウリのカツオ醤油

★サラダ
 サラダ

★塩鮭
 塩鮭

★もずくきゅうり
 モズクきゅうり酢

★スジコン大根
 スジコン大根(のこり)

シイタケなどの炊き込みご飯
 シイタケ、蒟蒻、ゴボウ、ニンジン、おあげの炊き込みご飯

(以上でした。)












saysei at 21:42│Comments(0)

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