2023年02月24日
ロシアのウクライナ侵攻1年
きょうはたまたまローソンへ寄る機会があって、いくつかの異なる新聞の朝刊を買って読んでみました。ロシアのウクライナ侵略開始から1年目だということで、各紙とも第一面からウクライナ侵略を写真入りでほぼ全段抜きの紙面を使って取り上げています。
ところが読んでみると、どの新聞も似たり寄ったりで、読んでこちらが何か新しいことに気づかされるとか、これは知らなかったなぁ、深く掘り下げてあるあぁ、という記事は皆無。遠く離れた地域での戦争で、情報も取りにくいのはわからなくはないけれど、すでに1年間、様々な情報が蓄積されてきたはずで、そういうものを素材にしてでも、もう少しは深い掘り下げ方ができるのではないか。
朝日だけが没落したのかと思って、あまりに紙面がひどくなったので、とるのをやめたけれど、だめになったのは朝日だけではなかったようで、どの新聞も似たり寄ったりらしい。一番まだましなのが日経だろうと思って、別段株も全く持っていないのだけれど(笑)株式欄ばかり多い日経をとっているのですが、分量だけでも読めるほどのページがあるのは土曜日の朝くらいのもので、後の曜日の新聞の薄いこと薄いこと。夕刊なんかどこかのビラじゃないかと思うくらいぺらぺらで、中身は朝刊以上に読むところなし。はやく夕刊を断わらなくては・・・・
おまけに新聞休刊日とかいう新聞社のおさぼりの日ばかりがやたら増えて、新聞社の社員は現場の記者まで含めてみんな会社でごろごろして時間だけつぶせば給料がとれるみたいなサラリーマン化してしまったようで、まともな記事を読者に届けようと言う気持ちなどとっくの昔に失ってしまったらしい。
どの新聞社もこんな横並びの毒にも薬にもならない駄文の並ぶ紙面しかつくれないのなら、むしろウクライナ戦争にしても、プーチンの立場に徹底して立ってみて全紙面をつくってみてはいかがか。そのほうが、書き手にも読み手にも、よほどこれまでとは違った風景が見えてくるかもしれません。
さて、こちらは2日後には「二二六」の日がやってきます。せっかくだからこれを機会に磯部浅一や北一輝の残したものをもう一度読んでみようと思っています。「帰郷」の叔父がそんなものを読んだかどうかは分からないけれど、若い叔父が他の思想など知りようもない時代に腹の底まで吸い込んでいた空気を、結果的にではあれ多かれ少なかれ創り出していたのはそんな連中だったのでしょうから。
きょうから抗繊維化剤を服用。また新たな副作用群に悩まされることになるかどうか。5割の人は下痢の副作用、あと光過敏症だとかで外出する時は肌を全部覆うか、日焼け止めを隙間なく塗るほかないんだとか。ヤレヤレ・・・
話は違いますが、今朝の京都新聞に「大学ファンド」に触れた記事があって、内閣府の「世界と伍する研究大学専門調査会」資料というのが出典らしい、2019年度の主な内外の大学のもつ基金額が一覧表にまとめてありました。
これによれば、米国のハーバード大が4兆5023億円、イエール大学が3兆3,346億円、スタンフォード大が3兆70億円、カリフォルニア大バークリー校が5,279億円、英国のケンブリッジ大が4591億円、オクスフォード大が8,235億円。
それに対してわが国は東大が149億円、京大が197億円、阪大が52億円、慶応が783億円だそうです。
いくら金じゃないよ、頭脳勝負だよ、と強がってみても、これじゃ勝負にもならないのは、誰が見ても明らかだろうなぁ、という気がします。政府も10兆円規模の学ファンドなるものを公的資金で立ち上げて、年3,000億円の運用益をあげて、そいつで要件を満たす大学数校にテコ入れしていこうということで、「大学ファンド」という言葉の解説をのせているようです。
しかしその「大学ファンド」なるものは、前々から私も疑問に思って書いてきたように、これまでの大学に対する運営費交付金のようなものを削って研究基盤を脆弱化した上で、商業主義的な競争原理を大学にも取り入れて、ごく一部の大学に支援を集中しようという、例の新自由主義だか何だかの流れの中で出てきている文科省の最悪の方針によるもので、今後はますます大学全体の荒廃や格差拡大と分断が生じるでしょう。
京都新聞の同記事によれば、大学ファンドの支援要件では年平均3%程度の事業成長が求められているそうで、同紙が危惧するように「稼げるかどうか」が選別基準になるのは必定で、研究というもののありようをゆがめると同時に、格差を益々拡大する結果に終わるでしょう。文科省のお役人というのは本当に頭の悪い連中がそろっているんだなぁ、と前々から思っていたけれど、大学に対する施策にそれが典型的にあらわれていますね。
しかし、先日もサイバー戦争だ、なんて記事の中で、各国の防衛を担うサイバー部隊の人数が、日本は先日創設したばかりで、当面800人、目標はこれを4,000人規模に拡充するんだそうですが、既に中国は17万人?だとか。北朝鮮でさい7,000人?だとか。そういう記事を読むとなんだか無力感をおぼえますね。サイバー部隊だけじゃなくて、防衛力、要は軍事力全般ってことですが、アジア最強なんて言われたのは遠い昔のことのようで、脅威だ脅威だとこの期に及んで騒いでいる仮想敵國らしい中国にはもう逆立ちしても追いつけるどころか、ますます引き離されるだけで、むこうさんはこれから核兵器の大量生産をやって超核大国になっていくんだそうです。いずれ日本という国はなくなって、そういえば昔々、大陸の近くにそんな島があったそうだね、なんて言われるようになるのかも。
きょうの夕餉

カボチャのスープ。いつもながら、このスープはほんとに美味しくて飽きない。もちろん上賀茂の戸田農園さんのカボチャ。わが家で1カ月キッチンの床に転がして寝かせておいたカボチャ。見事に熟成していい味になっていました。

ミートボール、人参、タマネギ、ロマネスコのポルチーニ白ワインクリーム煮。

サツマイモ、クルミ、リンゴ、チーズのサラダ。パートナーのオリジナルメニュー。これも上賀茂野菜のサツマイモの濃厚な甘味あってのこと。クルミ、リンゴ、チーズの個性の主張と調査、この取り合わせが素晴らしい。

パンコントマテ。上賀茂は戸田農園さんの芯の種まで真っ赤に熟したトマト。パンはドンク。

グリーンサラダ。今回はロメインレタスが異常に美味しい。
(以上でした。)
ところが読んでみると、どの新聞も似たり寄ったりで、読んでこちらが何か新しいことに気づかされるとか、これは知らなかったなぁ、深く掘り下げてあるあぁ、という記事は皆無。遠く離れた地域での戦争で、情報も取りにくいのはわからなくはないけれど、すでに1年間、様々な情報が蓄積されてきたはずで、そういうものを素材にしてでも、もう少しは深い掘り下げ方ができるのではないか。
朝日だけが没落したのかと思って、あまりに紙面がひどくなったので、とるのをやめたけれど、だめになったのは朝日だけではなかったようで、どの新聞も似たり寄ったりらしい。一番まだましなのが日経だろうと思って、別段株も全く持っていないのだけれど(笑)株式欄ばかり多い日経をとっているのですが、分量だけでも読めるほどのページがあるのは土曜日の朝くらいのもので、後の曜日の新聞の薄いこと薄いこと。夕刊なんかどこかのビラじゃないかと思うくらいぺらぺらで、中身は朝刊以上に読むところなし。はやく夕刊を断わらなくては・・・・
おまけに新聞休刊日とかいう新聞社のおさぼりの日ばかりがやたら増えて、新聞社の社員は現場の記者まで含めてみんな会社でごろごろして時間だけつぶせば給料がとれるみたいなサラリーマン化してしまったようで、まともな記事を読者に届けようと言う気持ちなどとっくの昔に失ってしまったらしい。
どの新聞社もこんな横並びの毒にも薬にもならない駄文の並ぶ紙面しかつくれないのなら、むしろウクライナ戦争にしても、プーチンの立場に徹底して立ってみて全紙面をつくってみてはいかがか。そのほうが、書き手にも読み手にも、よほどこれまでとは違った風景が見えてくるかもしれません。
さて、こちらは2日後には「二二六」の日がやってきます。せっかくだからこれを機会に磯部浅一や北一輝の残したものをもう一度読んでみようと思っています。「帰郷」の叔父がそんなものを読んだかどうかは分からないけれど、若い叔父が他の思想など知りようもない時代に腹の底まで吸い込んでいた空気を、結果的にではあれ多かれ少なかれ創り出していたのはそんな連中だったのでしょうから。
きょうから抗繊維化剤を服用。また新たな副作用群に悩まされることになるかどうか。5割の人は下痢の副作用、あと光過敏症だとかで外出する時は肌を全部覆うか、日焼け止めを隙間なく塗るほかないんだとか。ヤレヤレ・・・
話は違いますが、今朝の京都新聞に「大学ファンド」に触れた記事があって、内閣府の「世界と伍する研究大学専門調査会」資料というのが出典らしい、2019年度の主な内外の大学のもつ基金額が一覧表にまとめてありました。
これによれば、米国のハーバード大が4兆5023億円、イエール大学が3兆3,346億円、スタンフォード大が3兆70億円、カリフォルニア大バークリー校が5,279億円、英国のケンブリッジ大が4591億円、オクスフォード大が8,235億円。
それに対してわが国は東大が149億円、京大が197億円、阪大が52億円、慶応が783億円だそうです。
いくら金じゃないよ、頭脳勝負だよ、と強がってみても、これじゃ勝負にもならないのは、誰が見ても明らかだろうなぁ、という気がします。政府も10兆円規模の学ファンドなるものを公的資金で立ち上げて、年3,000億円の運用益をあげて、そいつで要件を満たす大学数校にテコ入れしていこうということで、「大学ファンド」という言葉の解説をのせているようです。
しかしその「大学ファンド」なるものは、前々から私も疑問に思って書いてきたように、これまでの大学に対する運営費交付金のようなものを削って研究基盤を脆弱化した上で、商業主義的な競争原理を大学にも取り入れて、ごく一部の大学に支援を集中しようという、例の新自由主義だか何だかの流れの中で出てきている文科省の最悪の方針によるもので、今後はますます大学全体の荒廃や格差拡大と分断が生じるでしょう。
京都新聞の同記事によれば、大学ファンドの支援要件では年平均3%程度の事業成長が求められているそうで、同紙が危惧するように「稼げるかどうか」が選別基準になるのは必定で、研究というもののありようをゆがめると同時に、格差を益々拡大する結果に終わるでしょう。文科省のお役人というのは本当に頭の悪い連中がそろっているんだなぁ、と前々から思っていたけれど、大学に対する施策にそれが典型的にあらわれていますね。
しかし、先日もサイバー戦争だ、なんて記事の中で、各国の防衛を担うサイバー部隊の人数が、日本は先日創設したばかりで、当面800人、目標はこれを4,000人規模に拡充するんだそうですが、既に中国は17万人?だとか。北朝鮮でさい7,000人?だとか。そういう記事を読むとなんだか無力感をおぼえますね。サイバー部隊だけじゃなくて、防衛力、要は軍事力全般ってことですが、アジア最強なんて言われたのは遠い昔のことのようで、脅威だ脅威だとこの期に及んで騒いでいる仮想敵國らしい中国にはもう逆立ちしても追いつけるどころか、ますます引き離されるだけで、むこうさんはこれから核兵器の大量生産をやって超核大国になっていくんだそうです。いずれ日本という国はなくなって、そういえば昔々、大陸の近くにそんな島があったそうだね、なんて言われるようになるのかも。
きょうの夕餉

カボチャのスープ。いつもながら、このスープはほんとに美味しくて飽きない。もちろん上賀茂の戸田農園さんのカボチャ。わが家で1カ月キッチンの床に転がして寝かせておいたカボチャ。見事に熟成していい味になっていました。

ミートボール、人参、タマネギ、ロマネスコのポルチーニ白ワインクリーム煮。

サツマイモ、クルミ、リンゴ、チーズのサラダ。パートナーのオリジナルメニュー。これも上賀茂野菜のサツマイモの濃厚な甘味あってのこと。クルミ、リンゴ、チーズの個性の主張と調査、この取り合わせが素晴らしい。

パンコントマテ。上賀茂は戸田農園さんの芯の種まで真っ赤に熟したトマト。パンはドンク。

グリーンサラダ。今回はロメインレタスが異常に美味しい。
(以上でした。)
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