2022年09月30日
栗の渋皮煮
いただいた内子町の栗で作った、栗の渋皮煮。栗の皮むきから、細い火でゆるゆると煮て栗を壊さないようにしながらアク抜きすること4,5日、前後およそ1週間かけて、栗の渋皮煮なる菓子ができあがって、きょう栗をいただいたお友達に届けていました。そんなに手間のかかるもののように見えないけれど(笑)和菓子というのはおおむねそうしたものなのでしょう。甘く柔らかくほろッと口の中で崩れて栗の味が甘みとともに美味しい、マロングラッセのようにしつこい甘味のないシンプルな菓子に仕上がっています。
きょうはとてもよい天気で、午後、もう3時だよ、と言われて自転車行に出たけれど、野菜はもう十分買い込んであるし、新しいものもなかったのでスルー。もちろんもう鹿さんもいないし、小説の会話など考えながら走っていたら、きょうの比叡を撮るのも忘れて、そのまま帰宅してしまいました。
どうもこのところ指先を挟んで測る血中酸素濃度が以前より一つ二つ低い、94-95という値を示すことが多くて、肺から身体全体に供給される酸素量が少ないんじゃないか(笑)という気がして、そのせいか体がだるくて頭がぼんやりしたままで、机の前に座っても何かしようという意欲が湧かなくて変だなと思うことが多い。自転車で数十メートル先のゴミ回収場へ対して重くも大きくもないゴミを籠に入れて運んだだけでふうふう息切れしているのも同じ原因かもしれません。
こりゃ、そろそろヤバイかな、とも思いますが、ただ家の中を歩いたり、じっとして本でも読んでいればまあどうってこともないし、じっとしていて息苦しいわけでもないので、まぁいっか・・・と思っても思わなくてもどうすることができるわけでもないので、そうやって毎日あまり無理をしないように過ごしています。
きょうは原稿をほんの数行書いて、古今集の七夕の歌を二首ばかり読んだだけでした。何もする気になれないときは古今集を読むのが一番ほっとしますが、いまう読んでいる七夕の歌はあんまりわざとらしくって面白くない。技巧的ななかにも生の感情が垣間見えるようなのが好きなので、早くそういう歌にたどりつきたいのですが、いかんせん、スローテンポでしか進みません。まあ進むことが目的ではないので、ゆっくり楽しめばいいのですが。
きょうの夕餉
鯵のひらき
鶏と里芋、モロッコインゲンの煮物。里芋が美味しくなってきました。
キュウリ、ミョウガ、新ショウガの酢のもの。
トウガンのスープ煮
キュウリと新ショウガの入子味噌添え
大根の葉のナムル
茄子と万願寺唐辛子の煮物
黒豆五目納豆
ぬか漬けとサラダ。夏に気温が高すぎて味噌がダメになって、ちっとも醗酵が進まなくなっていた糠味噌、ようやく回復して、よく漬かるようになり、味もだいぶもとに戻ってきました。
このごろ朝夕の気温差が激しく、昼間暑いので、アーちゃんの部屋のエアコンを切って、夜になってつい付け忘れていると、朝部屋へ入るとスーッとうすら寒くて、アーちゃん(いんこ)がいつになくオトナシイことがあります。
今朝も階下のカーテンをあけるといつも、早く来い来いと大騒ぎするのに、全然音沙汰内し、部屋へ入ってもいつものようにバタバタ羽搏いて迎えることもなく、えらくおとなしく枝木をちょんちょんとこちらへ近づいて、差し入れた指先に嘴をくっつけて、ひどく優しい声で鳴いているので、かえって心配になりました。
それで暖房を入れて部屋をあったかくしたら、しばらくするといつものように、ちょっと私の気配が分かる音をたてると、何度も呼ぶ鳴き声をたてては、ばたばた騒いでいたので、安心しました。やっぱり温度にはかなり敏感なようです。
以上でした。
saysei at 21:03│Comments(0)│