2021年08月31日

高野川~中洲に涼む鹿

☆中洲の5頭
 きょうは松ヶ崎橋のすぐ下の高野川の川の真中にできた中洲で、夕暮れ時に、5頭が涼んでいました。

☆牡鹿
 若い優しい表情の牡鹿

☆☆若い牝鹿
 彼が追っかけしている若い美形の牝鹿

☆☆よく似た母子
 段差の滝登りに6度挑戦した仔鹿Shoheiとママ。よく似た母子ですね(笑)

☆☆もう一頭の牝鹿
 もう一頭の牝鹿

 でもみんな暑そうでした。
 この川涼みの光景は、去年は一度も見たことがないと思うので、今年の猛暑で生まれて来た彼らの新しい文化ではないかと思います。文化というのがどうか、というならニホンザルの生態研究の初期に言われた前文化(プレカルチャー)と言ってもいいでしょう。そりゃ彼ら自身がこれは俺たちの文化だ、とその意味を反省的に理解するような超越論的水準で意識しているわけじゃないでしょうから(笑)。

 しかし彼らは居心地の良いところをちゃんと知っていて、体を冷やすにも寝そべって心地よく、体温を冷やすのによい場所を確実に選んでいますね。中洲には草もないので、餌を食べに来たわけじゃなく、明らかに身体を冷やしながら休憩できるところで、腹ばいになって心地よい場所を直観的に選んできています。人間はこの辺りでは無害とわかっていて、すぐ近くで見ていても河原へでも下りて行かない限り警戒はしません。そして、彼らがいるのは、いつも人間が河原までは下りていけない場所です。

 私が自転車行で戻ってくる小一時間ほどの間に、もう彼らの姿は消えていました。どこか近くの叢で就寝態勢に入ったか、お山へ戻ったか。いったん草深い茂みに姿を隠すと、そよとも動かないので、私にはみつけることができません。彼らは同じメンバーでしばらく現れていますから、きっとどこかこのあたりの叢で寝泊まりしているのだろうと思います。
 

saysei at 21:10│Comments(0)

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