2025年02月13日
ウグイス、メジロ、シロハラ・・・・きょうも先客万来

きょうも雀さんたちと共に、可愛らしい野鳥が庭に飛来してくれました。アーちゃん(飼い鳥のセキセイインコ)の食べ残しを入れて、共同庭との境の生垣プリペットの上に置いておいたお皿へ舞い降りてくるのです。写真にみるとんがった針葉は、わたしが鳩よけのためにエサ皿の周りに置いたカイヅカの剪定枝先で、鳩はいやがって舞い降りて着ませんが、ウグイスやメジロは気にせずに来てくれます。

きょう雀以外で最初に来てくれたのはウグイスでした。餌を食べていたかどうかは見ていませんが、プリペットのほうのエサ皿のひとつにごく近いところに来て、こうしてとまっているのをカメラに収めることができました。ウグイスがゆっくり餌を啄んでいるのは見たことがありません。いつもさっと姿を現わしてすぐにまたさっと姿を消します。シャッターチャンスはごくわずかの間です。

今日は珍しくこちらを向いた正面の顔を撮ることができました。なかなか凛々しい表情です。同じ個体かどうかはわかりませんが、この写真をとる少し前にも、プリペットの下のところをツツッと小走りのように歩いていくウグイスを見ています。何羽か来ているのかもしれません。メジロはつがいでよく来ているようですが、ウグイスはいままでのところ一羽単独で現れています。

きょうはメジロも一羽だけで現れ、雀さんと平和共存して、プリペットの左手のエサ皿の近くにとまっていました。

右手に突き出しているのは餌を啄んでいる雀の尾ですね。メジロはその雀が餌を食べているのを見ている、という図です。

雀がいなくなると、メジロは大胆になってエサ皿の中へ体ごと入ってしまいました。もう餌は残っていなかったようです。

エサ皿の中に入って、下の方を覗くメジロ

同じメジロがこんどは、下の芙蓉の切り株にしつらえたエサ皿のほうへ移動しました。そこにはまだ餌がたくさん残っています。

メジロはしばらくその餌を啄んでいました。ウグイスと違って、メジロはけっこう呑気にこうして目につくところで餌を啄んで時間を費やしているので、目の周りの白い輪とともによく目立って、みつけやすいです。このところ毎日来てくれているようです。

これはわが庭では初めて見る鳥でした。メジロやウグイスよりもかなり大きくて、どちらかといえば鳩やヒヨドリに近いか、わずかにそれより小さいといったサイズの、地味な色の鳥です。ウェブサイトの図鑑で調べると、どうやらシロハラという鳥のようです。やはり庭によく来る鳥として紹介されていました。その名のとおり、胸から腹にかけての色が白っぽいですね。
ひょっとすると前にも見かけていたのかもしれず、それだと私はきっとヒヨドリだろうと思って気に留めていなかったのだろうと思います。地味な色合いの、大きさもまずまず似ているから。でもお腹の白いのは特徴があるし、ヒヨドリのように頭のてっぺんの毛が立っているようなこともありません。それに、ヒヨドリは大体木の枝から枝へ飛び移っていますが、この鳥は庭の縁の石垣の上をとことこ歩いていて、そのまま飛び立たずにお隣の庭のほうへ去っていきましたから、地上を歩くのが得意なようでした。ヒヨドリがそういう行動をとるのはあまり見たことがありません。
こうしてきょうも野鳥たちの千客万来。先日のシジュウカラ、前に来ていたジョウビタキのメス、オスなど、この狭い庭にもいろんな種類の野鳥が来てくれることがわかります。去年か一昨年か忘れましたが、モズが来て枝のテッペンにいわゆるモズの早煮えといわれる獲物を突きさしているのを見たこともあります。近辺ではよくツグミやムクドリも見ます。こちらも終日庭を眺めて暮らしているわけではないので(笑)新たな鳥の種類を見出すのは容易ではないかもしれませんが、今後どんな野鳥が来てくれるか、楽しみです。
saysei at 13:02|Permalink│Comments(0)│
2025年02月12日
二匹の猫の話
いつもスマホで主としてペット動物たちの心温まるような動画をみつけては心癒され、彼女が感動したのがあると、私にもその内容を話してくれるのですが、その中でもきょうの猫の話ふたつは素敵だったので、書き止めておこうと思います。
ひとつは野良の子猫で、或る中年男性が日課できまったコースを散歩していると、ある日ついてきた子猫が、およそ一カ月ものあいだ、ずっと男性がウォーキングに出るたびについてきたのだそうです。それで、お前うちの子になりたいのかい?と言って抱き上げてやると、なんと猫が目を細めて嬉しそうにするので、そのまま連れて帰り、けっきょく飼いネコになったんだそうです。当初、ペット病院で診てもらったら、この子は一歳ですね、と言われたそうですから、生まれて間もなく棄てられたか、親とはぐれて一人になって不安だったのでしょうね。飼われてからいまで16年になるとかで、まだそのおうちの飼い猫として暮らしているそうです。
もうひとつの話は、やはり猫ですが、こちらは雌の飼い猫で、妊娠して赤ちゃんが生まれそうな母猫だったらしい。或る日、しきりに鳴いて、どうしたのだろう、と飼い主さんが思っていると、その猫は飼い主さんの手を甘噛みして、こっちへ来てくれ、というように引っ張っていこうとするのだそうです。そんなことは初めてだったので、とにかくついていってみると、布を敷いて丸く囲ってある彼女(猫)の寝所に、その猫は仰向けに寝て、まるでお腹をさすってくれ、というようにお腹を無防備にみせて飼い主さんに懇願するようだったとか。もちろん飼い主さんはおなかをさすってあげて、無事出産したのでしょうね。
ウェブサイトにはこういう身近なペットの振る舞いを動画に撮ったり、文章にして投稿する、ごくふつうの市民が無数にいて、その中にはほんとうに動物たちの驚くようなふるまいを告げるようなものがたくさんあって、自分も犬や猫を飼っていたことがあるので、よくよく知っているつもりだった彼らのことを、実は全然知らなかったなぁ、と思わされることがしばしばです。もちろんごく一部の個体によるのかもしれませんが、それにしても彼らの振る舞いの”人間的”なことには驚きます。彼らは人間の言葉こそしゃべれないけれど、明確に自分の意思表示ができるようです。
それは偶然のきっかけで、長男のセキセイインコを預かって世話をするようになってから、とりわけ痛感させられています。あんな小さな頭の小動物が、鳴き声やその振る舞い方ひとつで、どれだけ多様で高度な意思表示をするか、毎日のように驚かされています。最初は小鳥って感情が乏しいようだし、こちらが働きかけても反応が乏しくて、ペットとしてはあんまり面白くないな、なんて思っていたのですが、いまやわが家に来たときとは天と地ほども違っていて、実にみごとに自分の感情を表現し、その想いを主張して、こちらがたじたじとなるほどです。
こういうことを考えると、人間は幼いころから、ぜひ犬でも猫でも小鳥でもいいから、必ずペットを飼って、一緒に時をすごすのがいいな、と思います。生き物というのがどういうものか、直接肌で実感して育つことは、その人間の基本的な生命観を養う上で、かけがえのない体験になると思います。いのちの大切さというのは、いくら理屈で教えてもダメなんじゃないかと思います。それはそれで教育として重要でしょうけれど、ほとんど本能的、生理的ないのちに対する温かい感情を育むということが決定的に重要なんじゃないか、という気がします。
人間のいのちはもちろん大切だけれど、人間のいのちしか、感覚的、生理的、感情的な視野にはいっていない生命観というのは、どこか決定的に狭く、大きく欠落しているところがあるのだろうと思います。そして生命観は自然観、人生観、世界観の基底となるものでしょうから、それらをどこかで支えたり歪めたりするに違いありません。こういうことは実証的になぜそうなのかを証明して見せることは、非常に困難だろうと思いますが、いずれはこうしたおそらく人間にとって最も重要なことがらも、実証的に明らかにされる日がくるだろうと思います。
ひとつは野良の子猫で、或る中年男性が日課できまったコースを散歩していると、ある日ついてきた子猫が、およそ一カ月ものあいだ、ずっと男性がウォーキングに出るたびについてきたのだそうです。それで、お前うちの子になりたいのかい?と言って抱き上げてやると、なんと猫が目を細めて嬉しそうにするので、そのまま連れて帰り、けっきょく飼いネコになったんだそうです。当初、ペット病院で診てもらったら、この子は一歳ですね、と言われたそうですから、生まれて間もなく棄てられたか、親とはぐれて一人になって不安だったのでしょうね。飼われてからいまで16年になるとかで、まだそのおうちの飼い猫として暮らしているそうです。
もうひとつの話は、やはり猫ですが、こちらは雌の飼い猫で、妊娠して赤ちゃんが生まれそうな母猫だったらしい。或る日、しきりに鳴いて、どうしたのだろう、と飼い主さんが思っていると、その猫は飼い主さんの手を甘噛みして、こっちへ来てくれ、というように引っ張っていこうとするのだそうです。そんなことは初めてだったので、とにかくついていってみると、布を敷いて丸く囲ってある彼女(猫)の寝所に、その猫は仰向けに寝て、まるでお腹をさすってくれ、というようにお腹を無防備にみせて飼い主さんに懇願するようだったとか。もちろん飼い主さんはおなかをさすってあげて、無事出産したのでしょうね。
ウェブサイトにはこういう身近なペットの振る舞いを動画に撮ったり、文章にして投稿する、ごくふつうの市民が無数にいて、その中にはほんとうに動物たちの驚くようなふるまいを告げるようなものがたくさんあって、自分も犬や猫を飼っていたことがあるので、よくよく知っているつもりだった彼らのことを、実は全然知らなかったなぁ、と思わされることがしばしばです。もちろんごく一部の個体によるのかもしれませんが、それにしても彼らの振る舞いの”人間的”なことには驚きます。彼らは人間の言葉こそしゃべれないけれど、明確に自分の意思表示ができるようです。
それは偶然のきっかけで、長男のセキセイインコを預かって世話をするようになってから、とりわけ痛感させられています。あんな小さな頭の小動物が、鳴き声やその振る舞い方ひとつで、どれだけ多様で高度な意思表示をするか、毎日のように驚かされています。最初は小鳥って感情が乏しいようだし、こちらが働きかけても反応が乏しくて、ペットとしてはあんまり面白くないな、なんて思っていたのですが、いまやわが家に来たときとは天と地ほども違っていて、実にみごとに自分の感情を表現し、その想いを主張して、こちらがたじたじとなるほどです。
こういうことを考えると、人間は幼いころから、ぜひ犬でも猫でも小鳥でもいいから、必ずペットを飼って、一緒に時をすごすのがいいな、と思います。生き物というのがどういうものか、直接肌で実感して育つことは、その人間の基本的な生命観を養う上で、かけがえのない体験になると思います。いのちの大切さというのは、いくら理屈で教えてもダメなんじゃないかと思います。それはそれで教育として重要でしょうけれど、ほとんど本能的、生理的ないのちに対する温かい感情を育むということが決定的に重要なんじゃないか、という気がします。
人間のいのちはもちろん大切だけれど、人間のいのちしか、感覚的、生理的、感情的な視野にはいっていない生命観というのは、どこか決定的に狭く、大きく欠落しているところがあるのだろうと思います。そして生命観は自然観、人生観、世界観の基底となるものでしょうから、それらをどこかで支えたり歪めたりするに違いありません。こういうことは実証的になぜそうなのかを証明して見せることは、非常に困難だろうと思いますが、いずれはこうしたおそらく人間にとって最も重要なことがらも、実証的に明らかにされる日がくるだろうと思います。
saysei at 21:31|Permalink│Comments(0)│
鶏肉と野菜のガーリッククリーム煮

いきなりきょうの夕餉ですが、これはメインディッシュの、「鶏肉と白菜、シイタケ、カブ、ニンジンのガーリック・クリーム煮」というのだそうです。ガーリックがよくきいていたけど、やさしい味で、美味しかった。上賀茂のカブやニンジンが甘くておいしい。カブはもうとろけるようでした。

これは半年くらい寝かせて置いた戸田農園さんのカボチャと、リンゴ、チーズ、クルミ、ピクルスのサラダ。いつもかぼちゃの代わりにサツマイモを使って、サツマイモのサラダとしてわが家の定番になっているものですが、きょうはカボチャで。カボチャがすごく水分たっぷりで、最初、かきまぜた卵かと思ったほどでした。さっぱりした味で食べやすいサラダでした。パートナーはこのかぼちゃを醤油漬けかなにかにしてみようかな、と言っています。

スティック生野菜のディル・ヨーグルト・マヨネーズ添え。野菜はどれも上賀茂野菜で、甘味の強いそれぞれの野菜そのものの濃い味がして美味しい。

グリーンサラダ

パンコントマテ トマトは戸田農園さんの甘味の強いトマト。パンに乗せていただきます。
(以上です)
きょうはヒポクラテスの医学論集を少し読み進んだだけで、あとは「女子大での15年」のカフェブックの記事を読み返していたら、細かな誤植がいくつか見つかったので、気になって、あらためてまたその続きの回もいくつか読んでいるうちに、楽しかった思い出にふけりはじめて(笑)時間がたっていきました。そのうち椅子に両脚を上げて寝そべっているうちに、うつらうつら。あとは庭の餌を訪れる鳥たちを眺めたり、いまや盛んにわたしの手袋を二重にはめた手に乗りたがるアーちゃんのお相手をしたり・・・・
昨日は頭痛があり、きょうは頭痛がなかったかわりに(?)左肩の凝り乃至痛みがかなりきつくて、もひとつエイヤッと読んだり書いたりにとっかかるきっかけがつかめないままで、ぼぉーっとしていました。最近はぼぉーっとしている時間がえらく長くなってきましたが(笑)・・・病院に行っても、長時間の待合にも退屈せず、本も読まず、ぼぉーっとして2時間くらいはすごせるようになりました。いいことかどうかは分からないけれど(笑)だいたいは私はイラチだったので、そんなとき読む本が手元になかったりしたら、ものすごくイライラさせられたものですが、いまじゃすっかり後期高齢者になり果てて、ぼぉーッと過ごしても平気です。まぁ何かとあわただしいばかりの人生だったから、最後くらいはこうしてストレスゼロで、ぼぉーっとすごさせてもらうのもいいな、と思っています。
saysei at 20:56|Permalink│Comments(0)│