2021年02月26日

めぐみの雨

 昨日庭の手入れをして、鉢の土を入れ替えたりしたところで、きょうは朝起きると雨が降っていて、オレンジレモンやぶどうなどの果樹、鉢植えのキノメ、バラ、椿等々にとっては、グッドタイミング、めぐみの雨となりました。

 午後は雨もやんだので、今日も無目的に自転車を走らせ、結局また三条富小路を少し下がったところにある駐輪場に預けて、BAL丸善へ。欠けていた岩波文庫の『日本書紀』第2巻や光文社古典新訳文庫の『純粋理性批判』第4巻、『存在と時間』の第3巻と5巻を買って帰りました。私みたいに何かちょっと考えてみる必要があって、小難しい本でも、それらしいことについて書いてある箇所だけ読んで、わからない場合だけ遡る、みたいな読み方をしていると、こういう変な買い物になります。今月は全部ツケ(クレジットカード)で買っているので、あとがコワイ(笑)。

 週刊文春がまたすっぱ抜いて、菅首相の長男(の会社)による総務省のお役人たちの接待が問題になっています。お役人たちは形ばかりの懲戒だの注意だので幕引き、総務省時代に1回で7万円超の接待を受けた現職は広報官の女性は給与の6割相当額を返上するだけで、今の職に居座るつもりのようです。上がこんな状態だから、あとにつづく若いお役人たちも、みな、あれでいいんだ、と接待漬けの役人天国は永遠につづくのかもしれません。

 そう言えば昔、こちらが所帯を持つ前後に知り合った、まだそのときは学生だった男が、上級国家公務員の試験にパスして官僚になり、その後訪ねて来た時に、自分が監督すべき現場へ行くと、もう現場なんかほとんど見る間もないくらい、最初から最後まで接待漬けで・・・と言っていたのを思い出します。
 道路工事などは、土だかコンクリートだかアスファルトだけ知らないけど、いくつもの層を塗り重ねて丈夫な道路にするのだそうですが、それを「一枚抜く」だけで業者は大変な利益を得るから、何とか監督官庁の担当者を抱き込んで、手抜き工事を黙認させようとするんだとか。そういうのはすぐには分からないけれど、随分後になってかから路面陥没で大事故が起きたり、橋が脆くも落ちたり、プロが見れば、ああ、手抜きしよったな、とわかるような例があるのだとか。

 もうひとつこういうニュースを聞くたびに思い出すのは、某金融機関の理事長が出席する会議に、記録・起稿役の事務局の端くれとして陪席していて、録音などしていると、たまに、とんでもない発言をして、そのあとでこっちを向いて「今のはオフレコだぞ!」(笑)というのがあるのですが、そういう例の一つとして、事件が何だったかは失念しましたが、彼にとって不都合なことを記者に嗅ぎつけられたけれども、「A社以外は抑えましたが・・・」と言っていたことがありました。それを聞いて、Y社やS社のような、もともと企業経営者寄りのメディはそんなものだろうと思っていましたが、けっこう「革新的な」言辞をふるっていたローカルなK社や、けっこう総合的にバランスのとれた紙面をつくるようにみなされていたN社なんかも、軒並み、こんな人でも「抑える」ことができるんだ、と認識を新たにしました。それ以来、基本的にマスメディアというのはまったく信用できず、権力・金力を持つ存在に対してはまったく従順なポチとして、不祥事にも目をつぶるんだな、と思っています。

 もちろん自分が学生のころには、学生のあいだで「ブルシン」(ブルジョアジーの利益に奉仕する新聞)と呼ばれて、マスメディアなど信用できない、という「考え方」はけっこう一般的だったけれど、直接そういう歪曲や隠蔽の現場を見たり聞いたりしたわけじゃないし、自分も含めて身近にそういうことの被害に遭った者がいたわけでもないので、メディアだって利益を追求する企業だから、経営者たちは権力と結びついてそういうことをやりかねないとは思っていたけれど、いちおう国民の声を代表するタテマエの全国新聞あたりは、政治家や一企業経営者がストップをかけたからといって、唯々諾々と従うだけのような露骨なやり方はしたがらないんじゃないか、と内心で思っていたところがあるのでしょう。だから、ごく身近なところで、全国的に見ればローカルな企業にすぎない組織の一経営者が不都合な記事を「抑えましたが」なんて言うのを聞くと、あ、やっぱりそんなことを日常的にやってるわけかい、と新鮮な驚き(笑)がありました。もう40年くらいは前の話だから彼らが何をしていたにせよ、人殺しでない限りは時効になっているでしょうが。

 そういうことに関しては、しかし、半世紀たっても、何も変わっていないのですね。これから社会へ出て日本を背負っていく若い人には、本当にこんな世の中にしてごめんなさい、と謝るしかないですね。


今日の夕餉

★イワシのフライほか
 イワシのフライ、ゴママヨネーズ添え。
 ササミのチーズとクレソンの茎の挟み揚げ。
 海老の蕗の薹クリームコロッケ。

★ひじきの煮物
 ひじきの煮物。

★歩んオ梅煮
 鮎の梅煮(いただきものだそうです。美味しかった)

★ハルサメの中華サラダ
 春雨の中華サラダ。

★小松菜の胡麻和え
 小松菜の胡麻和え。

★サラダ
 グリーンサラダ、クレソン、ポンカン入り。
 以上でした。


 

saysei at 20:56│Comments(0)

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