2021年05月16日

高野川に仔鹿~今年はじめて

2頭の仔しかしか
 早くも梅雨に入ったそうで、自転車で走れる日も少なくなるでしょうから、腰痛対策のために雨の合間を縫うように川端通りの川沿いの歩道で自転車を走らせていたところ、松ヶ崎橋の南50mあたりの対岸草地で2頭の仔鹿が草を食んでいる姿を見つけました。

2頭の仔鹿2
 去年は毎日のように母子連れの群れの姿を見せてくれましたが、今年見るのは初めてです。
 しばらく見ていましたが、周囲に年長の鹿の姿がなく、少なくとも松ヶ崎橋付近までは、この2頭の仔鹿の姿しか見えませんでした。まだこの春に生まれたばかりか、せいぜい去年生まれの仔鹿だと思うのですが、ママやお姉さん鹿はどうしたのでしょうか。

 去年の大雨でものすごく可愛らしい仔鹿が孤立して、目の前で弱って死んでいくのを見ているので、大雨の降ったときの川の怖さを経験していない仔鹿だけで川へ降りてきているのは、とても心配です。もう夕方だったのに、一頭は草を食むのにも飽きたのか寝そべっていたし、この草地に泊まるつもりでしょうか。あるは途中の滝状のかなりの段差を、降りるのは簡単でも、ジャンプしてあがるのが今春生まれの仔にできるのかどうか・・・     

 川端通りの車道では、車にはねられたのか、一羽の鳩が蹲り、まだ生きてはいるけれど動けない様子で、車がよけて通っていました。バス停にいた女性が近寄って移動させようとしているようでしたが、多分助からないでしょうし、そういう光景はちょっと見るに忍びないところがありますね。

 鹿は例年より少し早く山を下りて現れたのではないかと思います。6月から9月初めまで、毎日ではないにせよ、何日かに1度は必ず見られると思うので、自転車行のできる日は、注意して見ようと思います。

左の仔鹿

 今日の夕餉


サーモン、ホタテのバター焼き
  サーモン、ホタテのバター焼き、タルタルソース添え

タルタル
 タルタルソース

蒟蒻タケノコ、ニンジンにもの
 蒟蒻、タケノコ、ニンジンの煮物

小松菜、あげ、かまぼこ、しいたけ
 小松菜とあげ、かまぼこ、シイタケの薄味煮

五目納豆
 五目納豆

もずく酢
 モズク酢
 それとサラダでした。




saysei at 18:12|PermalinkComments(0)

2021年05月14日

「ロースクール」の面白さ~Netflix original

 このところはまっているのが、ネットフリックスのオリジナルドラマで、日韓同日配信の「ロースクール」という法科大学院を舞台とする韓流ミステリー。脚本が素晴らしい。

 主人公はかつて敏腕な検察官で、上司の検察官ソ・ビョンジュを贈収賄容疑で起訴しながら、最高裁判決で無罪となり、検察を辞めざるを得なくなって、ロースクールの刑法の教授をつとめ、模擬裁判方式の厳しい指導をして後進育成にあたるヤン・ジョフン教授(キム・ミョンミン)。準主役が、その受講生の一人で、低所得階層特別選考でギリギリ入学した女子学生カン・ソルA(リュ・ヘヨン)。この人は私の好きな韓流ドラマ「恋のスケッチ・応答せよ1988」・たしかヘリの演じた庶民家庭の魅力的な女の子のお姉さんを演じていた人だと思います。

 物語はこのロースクールへ多額の寄付をして、教授に就任したばかりの、ソ・ビョンジュが、学生たちの模擬裁判の様子を眺められる教官控室で殺害された事件をめぐり、かつてソを起訴して追い込みながら敗れ、その事件で検察官を辞めざるを得なかったヤンが容疑者として逮捕されることが発端となって、その後、死んだ被害者のほうにも、また容疑者周辺でも、学生たちの中でも、さらには逮捕した警察、検察の側にも、次々に新たな事実が顕わになってくるにつれて、犯人像は一転、二転、混沌としてきます。

 ヤン教授は、自分が容疑者として拘束されても、ほとんど自己弁護せず、むしろロースクールの学生の答案を採点しつづけたり、授業課題を出したりして、今進行中のこの事件そのものを素材としながら模擬裁判の舞台に載せ、学生たちをリアルタイムでこの事件に参加させていきます。

 この仕掛けが実に見事で、私たちはここで起きた事件の謎解きを、実際に起きる様々な出来事の直接の映像と同時に、学生たちの模擬裁判への参加による、学生たちそれぞれの個性を通した意見や調査結果、さらに教場での議論の映像を通じて、二重に、とても奥行の深い進行中の出来事として見ていくことになります。

 登場人物一人一人の性格設定も見事なもので、昨日見た回では、準主人公だけれど、それまでは優秀な学生たちの中で、ひときわ劣等生にみえていたカン・ソルAが、ヤン教授の出した課題にただ一人ほぼ満点の解答を出すシーンがあります。その設定が、同じ学生仲間の中でカンとは逆にひときわ優秀な首席入学者だったハン・ジュンフィという男子学生、彼は殺害されたソ・ビョンジン教授の甥で、ソの収賄事件の真実も、またもうひとつのソの引き起こした犯罪の隠蔽についても察知していて、ソの教授就任に反対する大量のビラを教室に張り出すのですが、ヤン教授が学生たちに出した課題は、そのビラに書かれた内容を前提とするものでした。

 学生たちは当然、そのビラの文章がそのまま課題文に使われたと思い込んで解答するのですが、みんなのように斜めよみしてすぐ理解できるほど学習の基礎トレーニングを積んでいたないカン・ソルAは、いつものように、端折ることなく課題文を最初から丁寧に読んでいくために、その課題文はハンが書いたビラとほとんど同じだけれど、一か所重要な点が変えられていて、ソ・ビョンジンが「多額の寄付をした後で教授に就任した」と明記されていることに気づき、その前提で当然導かれる結論を答案としたので、ただ一人の正解となります。

 このあたりの設定は実にうまい。

 もう一つ、このドラマは、単に殺人の犯人捜しミステリーではなくて、検察権力の内実を暴くような面を最初から備えている所が、韓国ドラマらしく、エンターテインメントながら、なかなかリアルに韓国社会の闇に迫るところがある、というところがまた興味津々です。主人公自身が優秀な検察官だったのを、法廷闘争で敗れて辞任に追い込まれ、真に法の正義のために戦うことのできる人材を育てようと真剣にロースクールの学生たちを実際の事件を扱う模擬裁判方式の教授法でトレーニングしているのですが、自分が容疑者として拘束されたときも、無罪の証拠を示すことができても、あえて沈黙を守り、検察を徴発し、彼らに誤った判断と行動に追いやって、その権力の欺瞞を公然と明るみに出すというところまで持っていきます。これは彼の古巣である検察権力との闘争のドラマでもあるわけです。

 もちろん同時に、これはロースクールを舞台とする学生たちの青春ドラマでもあり、かれらの個性のぶつかり合いは、事件の解釈や教授をめぐっての彼ら自身の行動等々によって実に多彩に描き分けられて、ドラマを豊かに彩っています。恐らく、どの韓国ドラマにもひとつの典型的なパターンとしてみられるように、このような多彩な登場人物が、対立、いさかい、不信、和解などを繰り返しながら、最後はそのそれぞれの個性、才能を結集して、一つの力となって事件の解決に貢献していくようなストーリーなのではないかと予想しています。いろいろあっても、韓流は最後はそうして多様な力が一つにまとまって行き、後味の良い結末を迎えるように思います。

   すぐれた韓流ドラマと同様、このドラマもストーリー展開が単純ではありません。日本のドラマはその点非常に単純で、とくにこの種の犯罪ものなどは、いくつかの伏線があっても、それはみな単線的なストーリーの軸に奉仕し、そこに回収されてしまうような種類のもので、たとえばこのドラマの場合だと、ヤン教授がなぜ容疑者として拘束されながら自己弁護しないんだろう、という疑問に、日本のドラマであれば、学生か誰かほかの人をかばってのことでありました、とか、ひとつの理由でそういう行動を説明し、その種あかしがされれば、なんだそうか、とその単純さに飽き足らない思いをさせられ、人間ってそう単純じゃないだろう、という気がするのですが、韓流だとそこに幾筋もの糸が張ってあって、そう単純にこういう理由でした、なんて言えない人間の本来の分からなさが重層的に描かれていきます。

 主人公だけでなく、一人一人の主要な人物がそういう複線的なストーリーを担っているので、私たちは並行するその複線的なストーリーの流れを同時的に追いながら、時にそれらが交わり、時に遠く離れ、また急転直下結びつくといった、それ自体がドラマチックな過程につきあうことになります。

 もう一つ、日本のドラマとの決定的な違いは、スピード感です。日本のドラマは本当にひとつひとつのシーンの展開が遅く、場面の「選択」がシャープでないばかりか、「転換」のスピードが欠如していて、かったるい思いをします。韓流ドラマは、このロースクールでもそうですが、「説明」的な場面はありません。場面の「選択」は考え抜かれたシャープなもので、「転換」の鮮やかさ、スピード感がすばらしい。複線的な物語が並行して進行するだけでなく、それらが不断にフラッシュバックするので、こういう演出に慣れない人は、最初のうち、何がどういう順番で起きているのか、通常の時間の順序を追った物語性が負えない感じを持つかもしれません。
  
 しかし、これは今世界の最も優れたドラマが共通して自家薬籠中のものとして駆使している手法で、私が熱狂した「バビロン ベルリン」なども、まったく同じ手法を駆使して素晴らしい、緊張感のある場面選択と転換の鮮やかさを最初から最後まで維持していました。この「ロースクール」もそうした演出法を血肉化した演出家が腕を振るっていることは間違いのないことで、なぜ日本の演出家はいつまでたっても、こういう素晴らしい演出法が学べないのだろう、と残念でなりません。

saysei at 11:44|PermalinkComments(0)

2021年05月06日

深泥池のカキツバタ

☆深泥池カキツバタ3
  深泥池でカキツバタが咲いています。

☆深泥池のカキツバタ
 池はドロドロだけど(笑)そこにとても可愛いこの花が似合っています。

☆深泥池のカキツバタ2
 一輪を眺めても、綺麗な花です。

☆カキツバタ大田神社
 ついでにもう少し西の大田神社まで自転車の脚を伸ばして、先日も見たカキツバタを見てきました。先日は南半分のはまだ咲いていませんでしたが、きょうは全ての花が開いて、もう盛りを過ぎているようでした。

☆大田神社カキツバタ
 こんな撮り方をすると、水田のようですが(笑)

☆今日の比叡
 今日の比叡は青空のもと、くっきり冴えわたっていました。

☆比叡
 今春生まれの仔鹿と母鹿たちはまだ降りてこないかなぁ、などと少し気が早く、川端から対岸の草地を眺めながら帰りましたが、さすがにまだ姿がみえません。あれは6月になってからでしたね。


今日の夕餉

★タイの兜焼き
 鯛の兜焼き

★セロリ葉とジャコのキンピラ
 セロリの葉とジャコのキンピラ

★タケノコ、牛筋コン煮物
 タケノコと牛筋蒟蒻の煮物

★アラメ
 アラメ煮(昨夕の残り)

★冷奴
 辛子豆腐の冷奴

★小松菜のおひたし
 小松菜のおひたし

★レンコンニラズッキーニ豚キムチいため
 レンコン、ニラ、ズッキーニ入りのブタキムチ炒め

★サラダ
 サラダ。以上でした。











saysei at 20:31|PermalinkComments(0)
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